思春期

【思春期の子育て】親はどうあるべきか?

公開日:2024年9月12日

前知識としてのページ


 
 

親はどうあるべきか?

 思春期の子育てにおいて親が子供に対して受容的態度を持ち、子育てに自信を持てていることは重要です。

 親が受容的態度と自信を持つには、親自身の仕事と家庭における役割受容が重要であると考えられます。

 つまり親が自分の仕事や家庭での役割を受容(納得)し自信を持てることが、子育てに影響を与えると言えます。

 
 
 

解説

親の仕事役割と家庭役割の受容は子育てに影響する

  • 親が子供に対して受容的な態度を取れる
  • 親が子育てに対して自信を持てる

 子供にとって良好な家庭環境であるためには、上記のような要素が重要であると考えられます。

 そしてこれらの要素を満たすには下記のような要素がポイントになっていくと考えられます。

  • 親が自分の仕事に対して受容できている
  • 親が自分の家庭内での役割を受容できている

 つまり、会社でも家庭でも自分の居場所を感じることができている親は、子供を受容でき子育てに自信が持てる可能性があります。

 そして親のそういった雰囲気は、子供にとって良い影響を与えると考えられます。

 
 

良好な家族機能とは?

 以上の関係をまとめると以下のようになります。

・親が仕事に受容・自信がある
・親が家庭役割に受容・自信がある
  ↓
・親が子供に受容的になれる
・親が子育てに自信が持てる
  ↓
・子供が、家庭環境が良いと思える
  ↓
・子供の精神面の健康が保たれる

 これらを踏まえ、「仕事役割」「家庭役割」「子供への受容的態度」「子育ての自信」をそれぞれ見ていきます。

 
 
 

各要素の解説

仕事役割受容

 
 

家庭役割受容

 
 

親役割行動における受容

 
 

親役割行動における自信

 
 
 

参考資料

山本三奈、佐藤幸子、塩飽仁(2008)『両親の役割受容, 親役割行動と思春期にある子どもの精神的健康との関連』 (日本小児保健協会 小児保健研究オンラインジャーナル(隔月刊))2024年8月31日閲覧

髙見三奈、佐藤幸子、塩飽仁(2009)『親の役割受容と親役割行動が子どもの評価する家族機能と精神的健康に与える影響』(一般社団法人 日本看護研究学会)2024年8月31日閲覧

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