1. いつもシャツを着ているクラスメイト
高校の頃、いつもシャツを着ているクラスメイトがいました。
シャツといってもラフなものではなくて、社会人がスーツの下に着るようなカッターシャツです。
クラスメイトはいつも白のカッターシャツを着ていました。
2. 模範的な制服の着方
出身の中学校も違いましたし、
クラスメイトといってもあまり話す機会がありませんでした。
でもなんとなく、個性的な雰囲気はありました。
学校では制服をみんな着ているので、容姿に特に不自然な点はありませんでした。
強いて挙げれば、自分の身なりにあまり興味がないのかなという印象はありました。
10代の頃は男女問わずおしゃれに気を遣う時期です。
服装や髪形、ちょっとしたアクセサリー。
学校だったら、いかに制服を着崩すかというのも高校生の重要な関心事です。
クラスメイトは模範的な制服の着方をしていました。
それを望んでやっているというよりは、その着方しか知らないような、そんな感じでした。
3. いつも同じ格好
同じクラスではあったものの、そのクラスメイトと話す機会が少なかった当時。
学校内でそのくらいの関係でしたから、当然プライベートで一緒に遊んだりする機会もありませんでした。
けれど休日や放課後、クラスメイトと会う機会は何度かありました。
クラスメイトの自宅の場所は知りませんでしたが、おそらく、私とクラスメイトは自宅からの最寄り駅が同じだったのだと思います。
駅で会うとき、クラスメイトはいつも私服でした。
クラスメイトの私服はいつもワイシャツでした。
社会人が着るような白いワイシャツ。
未成年らしくまだあどけなさが残るクラスメイトには、正直、その格好は不自然でした。
毎日会っていたわけではありませんでしたが、
少なくとも、私がクラスメイトと会うとき、クラスメイトはいつも同じ格好でした。
いつも、大人が仕事で着るような洋服を着ていました。
4. 毎日同じ服を着ること
服装とは、他人に見られるものです。
他人に見られるから、多くの人は他人にどう見られたいかを考えて自分の服装を選びます。
洋服には人それぞれ好みがあります。
色やデザイン、ブランドや機能性。
どんな服が好きかは人それぞれです。
自分がどんな服が好きか。
他人にどう見られたいか。
これら2つのバランスをとって、人は自分の着る服を選びます。
人によっては、着る洋服が毎回同じ人がいます。
毎日洗濯をしていないで着るわけではありません。
同じような服を複数持っていて、いつも同じ服装の感じであるということです。
場合によっては、まったく同じ服を複数持っている場合もあります。
その服が気に入っているのであれば、それを毎日着るという行為は安心感があります。
しかし一方で、毎日同じ服を着る人は少ないです。
「昨日と同じ格好をしている」と他人に思われたくないからです。
けれど、「昨日と同じ格好をしている」と他人に思われても構わない。
あるいは他人の目を気にしない人というのもいます。
いずれにせよ、洋服というものはその人の個性が表れるものです。