身体障害者手帳とは?
身体障害者手帳とは、身体に一定以上の障害がある場合に交付される手帳です。
手帳を取得することで身体障害者を対象とした公的なサービスを受けることができます。
また手帳には等級が存在し、これにより障害の重症度が表されます。
身体障害者手帳と等級
身体障害者手帳に関する等級は1~7級まであります。
数字が小さくなるほど障害が重度になります。
視覚・聴覚・言語や咀嚼・四肢や臓器など各身体部に関してそれぞれ等級が設定されています。
このうち手帳が交付されるのは1~6級まです。
でははぜ7級があるのかと言うと、
7級の障害が重複して6級に至る場合があるからです。
細かい等級の基準は厚生労働省のページを見てもらうとわかりますが、
例えば音声機能の喪失(しゃべることがまったくできない)は3級、
体幹の障害により座ることができない場合は1級となっています。
身体障害者手帳で受けられる公的サービス
身体障害者手帳で受けられる具体的な公的サービスは、自治体によって微妙に異なります。
しかしながら概要としては、
車椅子作成の際の補助や、
税の免除あるいは軽減、
公共交通機関など割引などです。
実際としては、
車椅子などの「補装具」、手すりなどの「日常生活用具」といった障害を補うための道具の申請の際に、手帳の存在を感じることが多いでしょう。
おわりに
年齢や疾患によって微妙に異なりますが、
おおむね身体障害者手帳は更新義務がありません。
もちろん障害が著しく進行した場合は、等級が変わるので更新することもあります。
しかし症状がある程度固定している人は、手続きも煩雑ですし何年も更新しない場合もあります。
補足記事
参考資料
『障害者手帳』(厚生労働省)2020年6月6日検索
『身体障害者手帳』(厚生労働省)2020年6月6日検索
『精神障害者保健福祉手帳』(厚生労働省)2020年6月6日検索
『身体障害者障害程度等級表』(厚生労働省)2020年6月6日検索