目の動きで機器を操作できる。「視線入力」とか「アイトラッキング」とか言われる技術ですね。
今日は視線入力を最も安くで導入できる方法についてです。
1. 視線入力を安くで導入したい
2. 視線入力に必要な物
2-1. パソコン
2-2. Tobii Eye Tracker 4C
2-3. デバイスソフトウェア
2-4. Hearty Ladder
3. その他、あったら便利な物
3-1. パソコン固定スタンド
3-2. スイッチ
4. まとめ
5. その他の記事
1. 視線入力を安くで導入したい
視線入力装置を安くで導入するために、使う物は以下のような感じです。
・パソコン
・Tobii Eye Tracker 4C
・Tobii Eye Tracker 4Cのデバイスソフトウェア
・Hearty Ladder
パソコンはWindowsであれば普通の量販店に売ってあるものでOK。
WordやExcelなどを入れなければパソコンは安くなるので、5万円くらいでも手に入るかと。
全部合わせて10万円でおつりがくるかなあと思います。
以下、もう少し具体的に見ていきます。
2. 視線入力に必要な物
2-1. パソコン
まずはパソコンが必要です。Winbdowsのパソコン。
できればWindows10がいいです。
なぜタブレットではなくパソコンなのかと言えば、
視線入力のための機器がパソコン対応だから。
あと、視線入力機器はUSBによる接続なのでかならずUSBポートがあるパソコンを選びましょう。
2-2. Tobii Eye Tracker 4C
視線入力を行うためには当然ながら視線を検知できる機器が必要です。
視線入力装置はいろいろありますが、
コスパがいいのはTobii Eye Tracker 4C という機種。
「トビーアイトラッカーフォーシー」と読みます。
価格は2万円弱で、アマゾンなどネットショップで手に入ります。
2-3. デバイスソフトウェア
パソコンにTobii Eye Tracker 4C をつないだだけではパソコンは反応しません。
Tobiiを使うには、パソコン側がTobiiを認識できるようにソフトをインストールする必要があります。
ソフトは公式サイトから無料でダウンロードできます。
後述のHearty Ladderも含め、ダウンロードできるサイトの一覧を書いておきます。
補足記事:Tobiiのサイトがわかりにくいのでリンク先をまとめておく。
2-4. Hearty Ladder
「ハーティーラダー」と読みます。
障害の状況に合わせて様々な操作方法で文字を打ったりパソコンを操作できるソフトです。
無料でネットからダウンロードできます。
Hearty LadderはTobii Eye Tracker 4Cによる視線入力に対応していて、視線入力によって文字を打ったりメールをしたりマウスカーソルを動かしたりできます。
3. その他、あったら便利な物
以上の物をそろえれば、視線入力による活動が可能になります。
以下、これら以外にあったら便利な物を補足します。
3-1. パソコン固定スタンド
人によっては車椅子上でパソコンを操作したりベッドで寝たまま操作したい人もいるかもしれません。
そういうときに固定スタンドは重宝します。
視線入力は、基本的に本人が横になればパソコンと視線入力機器も横にしないといけません。
3-2. スイッチ
機器の操作方法を1つだけにこだわる必要はありません。
視線入力とスイッチ入力を併用するのも全然あり。
選択だけ視線入力で項目の決定はスイッチなど。
補足記事:スイッチの種類
4. まとめ
視線入力による機器操作の方法は1つではありません。
組み合わせ次第でいろんな選択肢があります。
その中で今回は比較的安価で導入しやすい例を紹介しました。
Tobii Eye Tracker 4Cの2万円という金額が高いか安いかは人によって感覚が分かれるところでしょうが、従来の視線入力機器の流れを考えるとずいぶんと手の届く価格になってきたとは個人的には思います。