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質の高い遊びの要点
- 協働・協同・協力的である
- 集中・熱中・没頭できる
- 共有・共感、イメージの共有ができる
- 遊びの展開・発展・連続性がある
- 試行錯誤・創意工夫がある
- 好奇心・わくわく感・喜びがある
- 自主的・自発的・自律的
- 保育者との関りがある
- 十分な時間・空間がある環境
質の高い遊びの要点としては上記のようなものがあります。
逆に言うとこういった点に留意すれば、様々な活動が「質の高い遊び」となります。
「質の高い遊び」に「これじゃないと」という決まりはありません。
むしろそういった型にはめる行為自体が、子供達を質の高い遊びから遠ざけてしまうことになるでしょう。
以上を踏まえ、質の高い遊びについてあくまで一例を挙げていきます。
質の高い遊びの例
自然工作
屋外の自然を活かした遊びは、子供の五感や好奇心を刺激してくれるかもしれません。
花冠作りや落ち葉集め、水遊びや雪遊びはその季節ごとにしかできない遊びでもあります。
自然の感触や匂い、温度などを感じてもらいます。
実験遊び
子供の発想や自主性を大切にした簡易な実験・工作遊びも子供にとって良い刺激になるでしょう。
例えば絵具を入れた水を混ぜ合わせ違う色を作る。
折った紙をハサミで切って展開し、様々な模様を作る。それを段ボールに貼って家を作る。
実験・体験遊びのポイントは、大人が「こうしたらいいよ」と教え過ぎないことです。
大人はさりげなく道具を渡すなどあくまで補助程度で、子供の発想や気づきを大切にしてあげます。
質が高くない遊びとは?
参考資料
『実行機能の初期発達,脳内機構およびその支援』(心理学評論刊行会)2021年11月6日検索
『ワーキングメモリトレーニングと流動性知能』(日本心理学会)2022年8月6日検索
『幼児期の非認知能力と実行機能の関連における研究の現状と課題』(北海道教育大学学術リポジトリ)2022年12月25日閲覧
『質の高い遊びとは何か?』(一般社団法人 日本保育学会)2022年12月25日閲覧
『新しい学習指導要領等が目指す姿(教育課程企画特別部会 論点整理)』(文部科学省)2022年12月25日閲覧
『幼児教育と小学校教育の架け橋特別委員会(第2回)配付資料 第1回会議の主な意見等の整理』(文部科学省)2022年12月25日閲覧