質の高い遊びとは?
「質の高い遊び」とは、幼児期から学童期において「遊び」が「学び」へとつながっていくような有意義な活動のことを指します。
近年注目されている「非認知能力」など子供の力を伸ばすには、こういった質の高い遊びが重要であると考えられています。
解説
非認知能力とは?
非認知能力とは、自分や人間関係をうまく調整・コントロールできる力のことです。
目標を達成する力、他者と協働する力、情動を制御する力の主に3つで構成されています。
非認知能力の高さが将来の幸福度や豊かさに影響すると近年が考えられており、教育現場で注目されています。
そして非認知能力を伸ばす要因の1つとして、「質の高い遊び」は重要であると考えられています。
質の高い遊びの特徴
質の高い遊びとは、以下のような特徴があると考えられています。
- 保育者のねらいを超えている
- 子どもが自発的に生活で学んでいることを再現できている
- 遊びの継続が確保されている
- 遊びを支える養育者との関係が高いこと
このように、自発性や探求心を持ち、子供自身が遊びを展開してる状態と言えるでしょう。
そして周囲の大人はその遊びの中でうまくサポート役に回れている状態と言えます。
質の高い遊びの例
参考資料
『実行機能の初期発達,脳内機構およびその支援』(心理学評論刊行会)2021年11月6日検索
『ワーキングメモリトレーニングと流動性知能』(日本心理学会)2022年8月6日検索
『幼児期の非認知能力と実行機能の関連における研究の現状と課題』(北海道教育大学学術リポジトリ)2022年12月25日閲覧
『質の高い遊びとは何か?』(一般社団法人 日本保育学会)2022年12月25日閲覧
『新しい学習指導要領等が目指す姿(教育課程企画特別部会 論点整理)』(文部科学省)2022年12月25日閲覧
『幼児教育と小学校教育の架け橋特別委員会(第2回)配付資料 第1回会議の主な意見等の整理』(文部科学省)2022年12月25日閲覧