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「わからない」の発達段階
質問に対して答えがわからなとき、どのような反応をするかは子供の発達状況を知る手掛かりになります。
例えば絵本や絵カードの絵を見せてそれが何か答えてもらいます。
その際、子供が名前を「言える」「言えない」の正誤だけでなく、言えなかった場合にどんな反応をしているかを観察することは重要です。
このページでは、「わからない」ときの子供の反応について見ていきます。
解説
子供の言葉の発達、とりわけ会話に着目した検査に「質問―応答関係検査」というものがあります。
この検査では定型発達における子供の発話特徴をいくつか挙げています。
そして会話の最中に「わからない」ことがあった場合の反応も、発達段階によって異なることがわかっています。
わからないときの反応として代表的なものは、「無反応」「『わからない』の表出」「自問自答や独り言」「語義質問」などです。
以下、それぞれ見ていきます。
わからないときの反応
無反応
「無反応」はわからないことがあったときに黙ってしまう状態です。
自分が何がわからないか他者に伝えることができず、また会話自体も止まってしまうため最も未熟な対応と言えるでしょう。
「わからない」の表出
2歳後半くらいになると、わからないことは「わからない」と言葉で表明できるようになっていきます。
これは「黙っていては会話が成立しない」というコミュニケーション面に関する成長と言えます。
自問自答や独り言
わからない質問に対して自問自答や独り言を言って回答に試行錯誤する様子は3歳前半頃から見られます。
また、この時期は自信がない答えに対して「~かもしれない」という表現を行う場合があります。
自分の発言をより客観的に見ることができていると言えます。
語義質問
わからないことに対して質問をできる段階です。
4歳台頃から語義質問は可能になると考えられています。
自分のわからない点を明確に相手に伝えることができ、より相互的な会話が成立します。
幼児期の会話の特徴・分類
参考資料
『質問―応答関係検査1―検査の作成とノーマルデータ―』(日本音声言語医学会)2023年11月13日閲覧
『質問―応答関係検査2―質的分析と会話能力の段階設定―』(日本音声言語医学会)2023年11月13日閲覧


