ネットやSNSでのコミュニケーション

SNSで気をつけること~発達障害者向けコミュニケーション方略~

公開日:2017年11月21日

SNSが流行っていますね。
文字(テキスト)だけでなく、様々な形で情報がやりとりされ、コミュニケーションがとられています。

LINEでのスタンプ
Instagramで写真
様々なサービスが乱立しています。

動画を送ることも簡単になりました。

私達が気をつけることはなんでしょう?
 
 
 

無数の利用者と無数の保存先

 
私達が書いた文章、撮った写真や動画。
これをSNSで使うと、写真や動画はそのSNSのサーバーに送られます。

サーバーとは、大きなハードディスクのようなものです。

インターネット上にはたくさんのサーバーがあります。
サーバーに送られるので、他の人もその写真や動画を見ることができます。

一旦サーバーに送られたデータは、他の人がコピーすることができます。

コピーするこが良い場合もあるし悪い場合もあります。
コピーする作業が難しい場合もあるし簡単な場合もあります。

しかしいずれにせよ、
デジタルデータはコピーできなくはないのです。

あなたが写真をとります。
このとき写真のデータはあなたしか持っていません。

あなたが写真をSNSに投稿します。
このとき写真のデータはあなたの手元とSNSのサーバーの2か所に存在することになります。

誰かがその写真をコピーします。
写真のデータはあなたとサーバーと別の誰かの手元に残ります。

別の誰かがもう一度別のSNSにアップします。
同じことが繰り返されます。

こうやって、
デジタルデータはあなたの知らないいろいろなところに存在することになります。

一度広がったデジタルデータを完全にインターネット上から消し去ることはできません。
インターネットは無数の利用者と無数の保存先があるからです。
 
 
 

デジタルタトゥー

 
一度データが拡散すると、完全に消し去ることはほぼ不可能です。

タトゥー(刺青)は一度掘るとなかなかきれいには消せません。

この1回やるとなかなか消せない性質から、
ネット上の情報はデジタルタトゥーと言われたりします。

まさに、
ネット上にあげた情報は、一生残るのです。
 
 
 

個人的な情報

 
ネット上にあげた情報は一生残ります。
また、ふとした拍子に大多数の人の目に触れる可能性もあります。

だから不特定多数に見られたら困るものはネット上にあげてはいけません。

例えば自分の裸の写真。
裸とまでは言わなくても、身体的にプライベートな写真。

自分の免許証や住民票などの個人情報。

他人の悪口
(人間、愚痴を言うこともあるでしょう。それは一概に悪いとは言えませんが、それをネットにあげるのはやめましょう。)

こういうものをネットにあげるべきではありません。

そして、
自分の個人的な情報だけでなく、他人の個人的な情報をあげてもいけません。

そういうブレーキをかけられる人でないと、SNSを楽しくは使えないでしょう。
 
 
 
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