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STという仕事の悪いところ
リハビリの国家資格である「言語聴覚士(ST)」という仕事のメリット・デメリットを考えます。
前のページでSTという仕事のメリットを挙げました。
このページでは逆にデメリットについて見ていきます。
デメリット
医療業界特有の多忙さ
STの仕事はそれなりに多忙さ(残業)と人間関係の難しさがあります。
日々のリハビリに加えてカルテの記載や監査に向けての書類整理はなかなか大変なものです。
ある程度効率良くやらないと、真面目にやるだけでは自分が潰れてしまう面があります。
もちろんどんな仕事も大なり小なり多忙さはあるでしょうが、STについても資格を持った専門家だから優雅に仕事ができるかと言えばそうとは限りません。
現場での地位
STは医療職であり社会的には「先生」と呼ばれることもある仕事ですが、病院内では軽んじられることもあります。
やはり医療現場は医師・看護師が中心に回していることが否めず、そういった中でのSTの発言権は決して強いとは言えません。
また、同じリハ職でもPT・OT・STの中での分断も職場によってはあります。
リハ職は歴史が長いPTが管理職となっていることが多く、その管理職がSTについて理解がないと、STは肩身が狭い思いをすることになります。
介護との境界線
業務の中で介護もしないといけない状況になることがあります。
例えば患者さんの食事の際、どこまでは「摂食嚥下訓練」でどこからが「食事介助」なのか線引きは難しいものです。
食事の訓練(リハビリ)に入ったつもりが、いつのまにか食事介助までしているということはSTの現場あるあるだと思います。
専門職としての葛藤
STは専門知識を活かす仕事ではありますが、そのぶん葛藤もあります。
患者さんによってはリハビリの効果を感じにくいケースもあり、「自分がやっていることは意味があるのだろうか」と感じることもあるでしょう。
病院の経営のために診療報酬を稼いでも、そこに自分のやりがい(リハビリの効果の実感)が伴わないこともあるかもしれません。
患者さんも疾患も画一的なものではないので、こういった現場の葛藤もSTという仕事の難しさでしょう。


