その他の対象年齢考察

双六はいつから?何歳から?|子供の遊びと発達 ボードゲームや昔遊び

公開日:2021年1月2日


 
 

双六は何歳から?

人生ゲームなど、双六(すごろく)は何歳くらいからできるものなのでしょう?

発達の個人差や双六の盤面の複雑さにもよりますが、

双六ができるのはおおむね5歳前後からと考えられます。

 
 
 

双六と子供の発達の解説

サイコロがわかる年齢

物にもよりますが、双六をする場合はサイコロを使うことが多いと思います。

そのため双六をするにはサイコロの目を正しく読める必要があります。

サイコロの数がわかるようになるのはおおむね5歳頃です。

 
 

順番がわかる・守れるのは何歳から?

双六は一人一人順番にサイコロを振っていき、出た目の数だけ駒を進めます。

この順番を理解し守れなければ、双六を主体的に遊ぶのは難しいでしょう。

子供はおおむね2歳後半くらいから「順番」という概念が芽生え始めます。

そして3歳半ば頃には友達と順番に1つの物を使うことが少しできはじめてきます。

4歳頃にそれらが定着していき、

5~6歳頃には自発的に順番を決めたり順番を守ろうとする姿勢がでてきます。

 
 

駒を進める動作と数概念

サイコロの出た目の数だけ駒を進めるというのが双六の基本的なルールになります。

これらができるようになるには数の概念の発達が必要です。
例えばサイコロで「6」が出れば、駒を「1,2,3,4,5,6」とたどりながら進めていくということです。

これは駒を動かす手と、数を言うこと(数唱)が一致するということです。

子供は数概念が未熟な時期はこの動作と数唱の一致が難しいです。
動作と数唱が一致するにはある程度の数概念の発達が必要です。

子供の発達を見る検査である認知・言語促進プログラム(NCプログラム)によると、

4歳あるいは5歳頃には、20までの数で数唱と動作を一致させることが可能と考えらています。

 
 
 

まとめ

双六で遊ぶ場合、順番でサイコロを振り、出た目の数だけ進むという行為を理解しできることが必要になります。

人に言われなくても順番がわかる、
自分が振ったサイコロの目がわかる、
出た目の数だけ駒を動かせる。

こういった行為は5歳前後から可能になると考えられます。

このように子供の発達の観点から見ると、双六は数概念や他者との相互性の発達を促す遊びであると考えられます。

 
 
 

補足記事

 
 
 

参考資料

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