スキップができるのは何歳から?
子供がスキップをできるのは何歳頃からなのでしょう?
スキップは筋力だけでなく
リズム感といった体の使い方や
器用さが必要になってきます。
長距離ではなく、
あくまで数メートル、
「スキップやってみて」
と聞くと子供がスキップをできる。
そういう時期は何歳からでしょうか。
個人差はありますが、
スキップをできるのは4~5歳頃です。
スキップと子供の運動発達
子供の正常発達を知る目安として、
遠城寺式乳幼児分析的発達検査
というものがあります。
遠城寺式によると、
スキップができるのは4歳4カ月~4歳8カ月相当の運動発達であることがわかります。
また、類似した検査である
津守式乳幼児精神発達質問紙
によると
スキップができるのは4歳6カ月相当とされています。
このように、
スキップができるのは4歳台ないし5歳前後くらいであることが予想できます。
子供がスキップをできるようになるには
スキップをできるようになるには
単純にスキップを練習するということも
大切ですが、
それ以前に
スキップができてもおかしくない
運動発達レベルの土台を作ることも大切です。
スキップよりも簡単な幼児の運動発達課題としては、
- 階段を上がる
- 片足けんけんとび
- 両足をそろえた状態で前にジャンプ
- つま先立ちで後ろ歩き
などがあります。
両足をそろえたジャンプからわかる通り、
この時期は
自身の運動を少しずつコントロールすることを覚える時期でもあります。
おわりに
「スキップができるかどうか」
というのは幼児期の発達において
よく見られる指標というか
項目の1つではあります。
しかしながら、
スキップは実生活でものすごく使うかと言えば微妙ですし、大人になってもうまくできない人って多いですよね。
そういう意味では、
スキップができなくてもそこまで気にする必要はないのかもしれません。
「他に日常生活や保育園生活で必要な運動課題ができていて、強いて挙げればスキップができないから練習しようか」くらいのスタンスでもいいのかなと。
スキップは言葉では説明しにくく、
教え方が難しいと感じる親御さんも多いと思います。
子供からしても
どうやったらいいかわからないと
イライラしてしまうかもしれません。
親子で一緒にやってみたり、
音楽を鳴らしながらやってみたり、
楽しい雰囲気を作り
子供が自分から「やってみよう」と
思える環境の工夫が一番大切なのではと思います。
補足記事
参考資料
『遠城寺式乳幼児分析的発達検査法について』(認知神経科学会)2023年3月18日閲覧