外食の対象年齢

すき家の牛丼は何歳から? ~栄養学と小児医学から考察~

公開日:2018年6月23日

 
 


 
 

すき家は何歳から?

牛丼チェーンとして有名な「すき家」。
家族で行くこともあるかもしれません。
すき家って、何歳から連れて行っていいものでしょう?

すき家への入店や飲食において年齢制限は特に設けられていませんが、

すき家で牛丼を食べるなら少なくとも3歳以降が無難と考えます。

以下、その根拠を見ていきます。
 
 
 

離乳食と牛肉の関係

牛肉の食べ始め

すき家はいろいろメニューがありますが、やはり定番は牛丼ですね。

つまり
牛肉を子供に食べさせていい年齢は何歳か
ということが重要になってきます。

また、もう少し細かく考えると、
「火が通った赤身の肉」ということになります。

厚生労働省の離乳食のガイドラインによると、

赤身の肉を食べさせ始める時期は離乳食時期である9~11カ月頃とされています。

これはこの時期のお子さんが鉄分が不足しやすいため鉄分を補う意味合いもあります。

当然ながら、この時期は離乳食の時期であり、
軟らかい薄味の調理が基本です。

すき家の牛丼をそのまま食べさせていいわけではありませんが、
少なくとも食材として牛肉を食べさせてもいいのはこの9~11カ月というのは1つの目安になりそうです。
 
 

実際の家庭の様子は?

先述の通り、専門的な見解としては赤身の肉は火を通した上で11カ月前後から少しずつ食べさせることが目安になります。

では実際、ご家庭ではみなさんどうしているのでしょう?
子供に肉をはじめて食べさせるってけっこう勇気がいりますね。

厚生労働省の調査によると、

子供が12~15カ月時点でも牛肉を食べさせたことがある家庭は約54%だそうです。

約半分の家庭が子供が1歳になっても牛肉を食べさせたことがないわけですね。

 
 

肉を噛めるのは何歳?

さらに詳しく見ていきます。

肉を食べるならそれなりの噛む力が必要になりますね。
肉を噛めるのって何歳くらいからなのでしょう?

噛むには歯と顎の力が必要です。
もっと言うと、噛むためには奥歯が必要です。
前歯というのは食物を噛みちぎる歯。噛みちぎった食物を咀嚼するのは奥歯。
歯にはそれぞれ役割があるのです。

厚生労働統計協会にある論文を参考にすると、

奥歯、つまり臼歯が物を噛むことを営むようになるのは一般に1歳8カ月以降と言われています。

さらに、
臼歯が生えそろうのは2歳6カ月~3歳6カ月頃
とされています。

もちろん、幼いうちは子供は噛む力が弱いのですぐに肉をたくさん食べられるわけではありません。

しかし物を噛む目安としては2歳以降が1つの目安になりそうです。
 
 
 

カロリーからみて、牛丼は何歳から?

キッズメニューのカロリーは?

続いて、すき家の牛丼をカロリーの側面から見ていきます。

すき家のメニューはいろいろありますが、
今回は定番のキッズメニューで考えてみましょう。

すき家のキッズメニューでオーソドックスなものの1つが「お子様牛丼すきすきセット」です。

牛丼とカットりんご、飲み物とおもちゃがついたセットです。

飲み物は数種類から選べますが、
今回は最も低カロリーな緑茶をチョイスしてみます。

すき家のホームページによると、
・牛丼
・カットりんご
・緑茶
の組み合わせである「お子様牛丼すきすきセット」でカロリーは349kcalとなっています。
 
 

子供の1日に必要なカロリーは?

一方で、子供の1日に必要なカロリーってどのくらいなのでしょう?

厚生労働省によると、1日に必要なカロリーは
1~2歳:950kcal(男)・900kcal(女)
3~5歳:1300kcal(男)・1250kcal(女)
6~7歳:1550kcal(男)・1450kcal(女)
8~9歳:1850kcal(男)・1700kcal(女)
10~11歳:2250kcal(男)・2100kcal(女)
12~14歳:2600kcal(男)・2400kcal(女)

となっています。

ちなみに上記は身体活動レベルⅡ(学校や幼稚園など座っての活動が中心だがある程度の運動もする場合)でのカロリーです。
 
 

キッズメニューは何歳向き?

すき家のキッズメニューは最低でも1食349kcalでした。

一方で、子供は1食どのくらいのカロリーが必要でしょう?

1日は朝・昼・夜の3食と仮定、もちろん朝昼夜で食べる量は異なるでしょうが仮に必要カロリーを3等分してみます。

例えば1~2歳の女児(900kcal)の場合、3等分すると1食あたりは約300kcal。
お子様牛丼すきすきセット(349kcal)を食べると、2歳以下は1食のカロリーとしてはペースオーバーになってしまいます。

3~5歳の女児(1250kcal)の場合なら1食あたりは約416kcal。
3歳以降でお子様牛丼すきすきセットを食べてもカロリー的に無理のない数字になります。

ただしこれはかなり甘く見積もった場合。
外食に行けば当然ながら子供はアイスやデザート、ジュースなどを欲しがるかもしれません。

また、子供は3食のみで必要なカロリーをとることは難しい場合があり、多くのお子さんはおやつ(間食)の習慣があるでしょう。
おやつを食べるなら1食あたりこれよりさらに低めのカロリー摂取が望ましいことになります。
 
 
 

まとめ

以上を踏まえてまとめです。

赤ちゃんが牛肉を食べるのは少なくとも9~11カ月以降が推奨されます。

さらに、離乳食の時期が完了するのはおおむね1歳半以降です。

一方、臼歯が物を噛むことを営むようになるのは一般に1歳8カ月以降と言われています。

このように、2歳以降なら牛丼の摂取は問題はなさそうです。

一方、すき家のキッズメニューのカロリーを考えると、3歳未満は完食するとカロリー過多の傾向があります。

すき家でキッズメニューを頼み、家族で飲食を楽しむなら3歳以降が望ましいでしょう。
 
 
 

その他の記事

 
 
 

参考資料

『授乳・離乳の支援ガイド』(厚生労働省)2018年5月25日検索

『子供のカロリーなど』(厚生労働省)2018年1月11日検索

『身体活動レベル』(健康の森)2018年1月11日検索

『1歳半児の咀嚼力と養育者の児への食事提供の実態』厚生労働統計協会)2018年5月6日検索

『すき家のホームページ』 2018年6月10日検索

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