1. 借金の保証人にはならない
社会に出てから気をつけるべき暗黙のルールはいろいろあります。
その中で特に自分の身を守るために必要なルールととして、
借金の保証人にはならない
というルールがあります。
親や親戚などから口を酸っぱくして言われた経験がある人も多いかもしれません。
人を信じることは大切なことですが、
世の中にはそれとこれとは別ということがあります。
借金の保証人にはなっていはいけません。
2. 保証人にはならないという処世術
借金の保証人になるということは、その人が借金を返せなかったら関係のないあなたがお金返さないといけないということです。
保証人なんてなるものではありません。
子供が一人暮らしをするときに親がアパートの契約の保証人になるなんてパターンはありますが、
基本的に友人や知人など親戚でも家族でもない人の保証人になることはやめておいたほうがいい。
むしろ親や親戚ですらできれば保証人に自分の名前は使わない方がいいくらいです。
保証人になって、自分が借りていないお金を返さないといけなくなって、人生が変わってしまった人が世の中にはたくさんいます。
3. 要するにお金を貸さない・借りない
借金の保証人にならないということは、
もっと言うと、
友人とお金の貸し借りをするものではない
ということです。
物事は数値化するとわかりやすくなることがあります。
けれど数値ができないものもあります。
人と人との関係は、数値化できません。
お金は数字です。
人間関係にお金が介在すると、数値ができないはずの人間関係を数値化できたような錯覚に陥ります。
親友だからお金を貸してくれる。
あの人はもっと貸してくれた。
友人だからちょっとくらい貸してくれたって。
そうやって、お金の大きさで人間関係の深さを測ろうとしてしまうとおしまいです。
4. 保証人になって得することはない
人を信じること、人を助けることは悪いことではありません。
けれど、
保証人になるという形で友人・知人の力になろうとすることはちょっと違います。
もしも保証人なって、相手がお金を返さなかったら、私がお金を返さないといけなくなります。
そのお金は、もしかしたら高額かもしれない。
「大丈夫って言ったのに」「迷惑はかけないって言ったのに」「なんで私は人のお金を返すために働いているんだろう」そんなふうに思ったら、もうその人とは以前のように仲の良い関係ではいられないかもしれない。
保証人になるということは、人間関係もお金も両方を失います。
逆に保証人にならなければ、人間関係もお金も両方失いません。
お金がなくて困っている友人・知人に、「ごはんくらいおごるよ」と軽く言えても、
これが保証人で自分が借金を肩代わりしているとなるとそれどころではありません。
お金は、人を変えてしまう場合があります。