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3歳児の発達の特徴
3歳という時期は保育園・幼稚園の年少さんの1年前に相当します。
一般に子供は1歳頃に単語を話し始め、2歳で「マンマ、食べる」といった2語文。
そして3歳頃には言葉の質も量も一気に増え始めます。
また3歳は立って歩くだけでなく階段を上ったり三輪車に乗ったりといった運動面の成長も見られます。
目に見てわかる成長があるぶん、3歳は個人差も大きい時期です。
大器晩成型のお子さんの場合、以下の目安ができていなくて不安になる親御さんもいるかもしれません。
そういうときは2歳の発達の目安のことができているかチェックしてみましょう。
そしてあせらずに、お子さんを温かく見守ってあげましょう。
およそ3歳の発達
3歳児の言葉の理解
- 形容詞がいくつかわかる
- 体の部分の名前、簡単なものと難しいものが少しわかる
- 3語文の聞き取り
詳しい判断基準は以下をご参照ください。
3歳児の話し言葉
- 4色くらい色の名前を言える
- 2~3語文を真似て言える
- 「コップは飲むときに使う」など簡単な物の説明ができる
- 反対語を言える
3歳児の人間関係
- ままごとができる
- ジェスチャーがわかる
- 複数の物のお片づけができる
- お母さんに、「~していい?」と何かしたいときに前もって聞ける
3歳児の生活
- 服を自分で脱げる
- ボタンをはめる
- 顔を洗おうとできる
- 同い年の子供と遊べる、おしゃべりができる
3歳児の読み・書き・計算・視覚認知
当然、この時期はまだ字を読み書きすることはありません。
しかし、先々の読み書きにつながる学びはあります。
- 自分の名前がなんとなく読める
- 少し難しい形の理解
- 四角を描ける
- ぬりえをする
- 4ピース程度のパズルが出来始める
- 1~3個の数がわかる
3歳児の運動
- 片足で立つ
- でんぐり返しができる
- 両足をそろえて前に跳ぶ
- 三輪車を漕ぐ
3歳児の手先の器用さ
- はさみを使う
- お箸を使える
- ボタンをはめる
- 砂場でトンネルを作る
- のりを使って紙を貼る
おわりに
赤ちゃんや子供の発達は個人差があります。
その一方で、一般的に何歳で何ができるようになるのか。
それを知っていると参考になります。
一喜一憂せず、あくまで参考として考えてもらえれば幸いです。
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参考資料
『遠城寺式乳幼児分析的発達検査法について』(認知神経科学会)2023年3月18日閲覧