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5歳児の発達の特徴
5歳と言うのは保育園や幼稚園の年中さんに相当する時期ですね。
5歳になると「赤ちゃん」という印象は抜けてだいぶん「子供」という感じが出てきます。
比較的複雑な文章理解や表現ができ、大人と会話がしやすくなります。
嘘をつけるような言語能力が身に着くのもこの時期です。
じゃんけんやトランプなどやや複雑なルールの下でゲームがいろいろとできるようになってきます。
また、読み書きが始まってくるのもこの時期です。
以下、もう少し詳しくおよそ5歳児のお子さんの発達を分野別に見ていきましょう。
およそ5歳児の発達
言葉の理解(理解力)
- じゃんけんがわかる
- 「受け身文」がわかる
- 位置関係がわかる
- 疑問詞による質問がわかる
- 話の時系列がわかる
詳しい判断基準は以下をご参照ください。
話し言葉(表現力)
話す文章が長くなるだけでなく、抽象的な概念も身についてきます。
- 理由が言える
- 動詞の使い分け
- 特徴から対象を推測する
- 曜日が7つ言える
- 数字を逆から言う
人間関係(コミュニケーション)
- 遊びに行くとき先に親に言う
- 他の子を注意する
- お買い物ができる
- 交換遊び
- たくさん取ったほうが勝ち
読み・書き・計算・視覚認知
- 平仮名(50音)が読める
- 単語の意味がわかる
- 自分の名前が書ける
- 菱形を見本を見て書ける
- 1~10の順番がわかる
運動面
- ブランコの立ち漕ぎ
- ボールのドリブル
- 友達とリレーができる
- ジャングルジムに登ることができる
手先の器用さ(巧緻性)
指先の器用さだけの発達というよりは、その器用さを通して活動がより複雑なものになってきます。
- 紙飛行機を折る
- テレビやDVDプレーヤーの操作
- 絵日記を書く
- コレクションをする
生活習慣
- 上着を一人で着る
- お風呂から上がったら、体を拭く
- 自分で頭を洗う
- 買い物でおつりをもらう
- 他者を注意する
おわりに
子供の発達は個人差があります。
一喜一憂せず、あくまで参考として考えてもらえれば幸いです。
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参考資料
『遠城寺式乳幼児分析的発達検査法について』(認知神経科学会)2023年3月18日閲覧