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およそ6歳でできること
幼い頃は言葉も生活動作もぎこちなかった我が子も、
6歳頃になるとおおむね日常会話をこなし、文字が読め、ちょっとした運動はこなせて、「自分のことは自分でできる」様子が増えてきます。
専門家が見れば「この子は言葉のこの表現が苦手だな」とか「運動ではここが得意だけれど、こういう体の動かし方まだ成長途中だな」とわかっても、
6歳頃はなまじできることが増えるだけに「何がまだできないのか」が親目線ではわかりにくいものです。
まだまだ子供だけれど、ついつい一人前のように大人が思ってしまいがちなのが6歳という時期なのかもしれません。
分野別の発達の目安
言葉の理解
6歳頃になると言葉の基本的な文法が理解できるようになってきます。
具体的には「は」「が」など助詞の違いや、「~した」「~された」といった能動態・受動態の違いなどです。
また、今日の日付や季節など日常生活に関わる知識も理解できてきます。
より詳しくは、以下をご参照ください。
話し言葉(言える言葉)
6歳頃になるとずいぶんと論理的な表現をできるようになってきます。
つまり話の筋が通ってくるわけです。
コミュニケーション
6歳頃になると、子供同士だけで集団をまとめることができるようになってきます。
例えば順番を決めるためにジャンケンなど公平は方法を子供達だけで提案したりなどです。
読み・書き・計算
6歳頃になると平仮名を一通り読み書きできます。
また、簡単な足し算・引き算だけでなく、時計やカレンダーなど日常の数字が理解できはじめます。
運動
練習量にもよるので一概には言えませんが、
6歳頃は自転車や縄跳びができるようになってくる時期です。
また、野球やサッカーなどのルールを以前よりも理解し楽しめてくるでしょう。
手先の器用さ
折り紙で折り鶴を折ったり、プラモデルを作ったり。
過程が長く複雑な創作物に取り組めてくるのが6歳頃です。
生活習慣
毎日決まった時間に就寝できるなど、生活習慣がついてきます。
まあ、このあたりは家庭環境にもよるので個人差は大きそうですが。
おわりに
子供の発達は個人差があります。
その一方で、一般的に何歳で何ができるようになるのか。
それを知っていると参考になります。
一喜一憂せず、あくまで参考として考えてもらえれば幸いです。
その他の記事
参考資料
『遠城寺式乳幼児分析的発達検査法について』(認知神経科学会)2023年3月18日閲覧