幼児期の発達
子供の発達には個人差がありますが、一方で共通した傾向というものもなくはありません。
特に幼児期は「定型発達」なんて言葉があるように、何歳頃にどんな成長をするのかというのは発達心理学的にもずいぶん研究されています。
その子自身のペースを尊重してあげることはもちろんとして、客観的な指標を知っておくことは損ではないでしょう。
以下、幼児期のおおよその発達の傾向をまとめます。
年齢別、発達の特徴と目安
まずは年齢別にまとめてみます。
とはいっても、幼児期のお子さんは成長が著しいので、例えば3歳0カ月と3歳11カ月ではずいぶんと発達の様子も異なるでしょう。
あくまで幅を持って見ていきたいものです。
ちなみに、
4歳になる年が保育園・幼稚園で言うところの「年少さん」。
5歳になる年が「年中さん」、6歳になる年が「年長さん」です。
分野別、発達の特徴と目安
続いて各分野別に見ていきます。
例えば一口に「ことばの発達」と言っても「聞いてわかる言葉」「話せる言葉」は違います。
同様に、言葉が流暢でも「コミュニケーション」という他者とのやりとりにも着目することは大切です。
また、運動面に関しても「走る」「立つ」といった大きな運動と、「お箸を使う」といった手先の運動ではお子さんによって得意・不得意があるでしょう。
それぞれの分野のバランスも見ていきたいものです。
おわり
子供の発達には個人差がありますので、あくまで目安として捉えていただければ幸いです。
また、子供の発達で気になることがあったら、一人で悩まずに家族や医師、保育園や幼稚園など周囲に相談してみることが大切だと思います。
我が子のこと、大切な子供のことゆえに誰かに相談するのは勇気がいることかもしれません。
しかしながら、誰かに相談することで自分自身が楽になるかもしれませんし、思った以上に周囲は優しいものです。
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参考資料
『遠城寺式乳幼児分析的発達検査法について』(認知神経科学会)2023年3月18日閲覧