就学相談は受けるべきか?
個人的には、就学相談は受けたほうがいいと思います。
就学相談を受けるか受けないかは親の自由です。
特別支援学校か、特別支援クラスか、通級か普通クラスか。
小学校の進路を決めるのも最終的にはその子と親です。
その子にとってその家庭にとって、より良い選択をするためには、情報量はあったほうがいいと思います。
情報を多く持ち、それらを踏まえて自分達で選択するという観点で、就学相談は受けて損はないと思います。
意外と我が子を客観的には見れないもの
誰でもそうですが、我が子を客観的に見ることは意外とできないものです。
例えば我が子の発達年齢は何歳くらいなのか。
子供の障害の有無にかかわらず、これを正確に常に把握している親は少ないです。
発達に関して専門的なことがわからないという知識面だけでなく、我が子の発達状況を数値で直視するということに抵抗があるという精神的な面もあります。
これは仕方のないことです。
誰しも、我が子の発達について突っ込んだ話をすることは、非常に勇気がいるし心がドキドキするものです。
しかしながら、就学の際など、子供の能力を直視しないといけない場面が子育てでは定期的に訪れます。
このときに、親が思う子供という主観だけでは適切な選択は難しいものです。
一方で、客観的な数字だけで語ることもできません。
その子や親の気持ちも、日々の生活には非常に重要だからです。
主観と客観の双方のバランスをとった選択が必要になります。
そのためには、親が専門家の知識を取り入れるといったことが必要になっていきます。
就学相談を受けるコツ
就学相談を受けたからといって、専門家にその子の就学先を決められるわけではありません。
多くの場合、親には子供の状況を相談する場所が複数あります。
家庭や保育園、かかりつけの病院、(療育に通っているのであれば)通っている療育施設。
こういった場所に就学相談の内容を相談するのも1つです。
どこか一か所・一人の専門家の意見を鵜呑みにするのではなく、セカンドオピニオンのように複数の場所から意見をもらうことでより客観的な意見に近づきます。