公的機関の医療情報を参考に、子供の病気や怪我について家庭でできることや対応方法をまとめます。
子供がタバコを飲み込んでしまったときの判断基準
タバコや危険な物は子供の手の届かないところに。
わかってはいても、多忙の子育ての中でついうっかりということもあるかもしれません。
子供がタバコを食べた・飲み込んだ場合、
飲み込んだのがタバコの2cm以下であれば、まずは様子を見て病院の診察時間に合わせて診察を受けましょう。
一方で、
- 煙草を2cm以上飲み込んだ
- タバコの灰皿の汁を飲んだ
といった場合は早急に病院に行きましょう。
症状の見方やポイント
そもそもタバコは苦いので、子供が1cm以上食べてしまうことは稀です。
もちろん、だからといって子供の手の届くところに置いていいというわけではありませんが。
子供の誤飲・誤食でまず心配なのは窒息ですが、
タバコの誤飲・誤食で心配なのはニコチン中毒です。
家での対応方法
子供がタバコを食べてしまったら、
まずは慌てず子供の全身状態を確認します。
呼吸状態や吐き気の有無を確認しましょう。
そして、食べてしまったタバコの残りなどから、
子供がどのくらいタバコを食べてしまったかを把握しましょう。
また、子供がタバコの汁を飲んでしまった場合は要注意です。
すぐに診察を受けましょう。
水に溶けたニコチンは体内に吸収されやすく、通常のタバコを誤飲・誤食した場合と比べニコチン中毒を起こしやすいです。
受診し医師の指示を仰ぎましょう。
ニコチンは1日経つと体外へ排出されます。
4~5時間以上経過しても無症状であれば、ひとまず安心でしょう。
おわりに
禁煙ブームもあって年々喫煙者が減っていっているイメージもありますが、
まだまだ子供とタバコの距離には十分注意していきたいものです。
補足記事
参考資料
『もしものときの救急車の利用法』(政府広報オンライン)2020年7月9日検索
『子供の救急対応マニュアル』(医療ネットみえ)2020年7月9日検索
『子供の急病対応』(広域災害救急医療情報システム)2020年7月9日検索