他人との会話で、自分の親のことをなんて呼びましょう?
今日は、他人に自分の親の話をするときの暗黙のルールについてです。
1. 「お母さん」「お父さん」と言ったら恥ずかしい
他人との会話で、自分の親のことを「お母さん」とか「お父さん」とか言うのは一般には子供っぽくて恥ずかしいことです。
大人の社会の場合、
親のことを言うときは「母親」「父親」と言うのが一番無難です。
2. 内輪だけで通用する表現
成人以降になると、自分の親を呼ぶときは「お母さん」「お父さん」あるいは「母さん」「父さん」といった呼び方が多いでしょう。
一方で、他人に自分の親の話をするときは状況が異なります。
「この前、うちのお母さんがさあ・・・」といった言い方をすると
いい歳なのに子供だなあと思われ恥をかくことがあります。
しかも、そういうのって、周りはあんまり指摘してくれません。
これは「お母さん」「お父さん」といった言葉が家庭内、つまり内輪だけで通用する表現であることが理由です。
公的な場になればなるほど、「親」「両親」「母親」「父親」といった表現を使うことになります。
3. 親を呼ぶ、いろいろなパターン
以下、いろいろなパターンを見ていきます。
自分の親に向かって親のことを言う
これは女性なら「お母さん」「お父さん」
男性なら「母さん」「父さん」で何の問題もありません。
「お父さん、ちょっといい?」
「母さん、いつもありがとう」などなど。
仕事で自分の親のことを言う
これは男女問わず「親」「両親」「母親」「父親」といった表現を使うことになります。
「私の両親は九州の生まれで・・・」
「父親は退職後に小さいながら畑をやっていて・・・」
といった感じ。
友達同士の場合
友達同士の会話の場合、周りの空気によって使う言葉は変わります。
例えば若い女性同士なら、「お母さん」「お父さん」と言っても違和感がないときがあります。
けれど、他人に自分の親を「お母さん」「お父さん」と言うときは、それが若いときしか使えない表現でありることを自覚して使った方が無難です。
人間は習慣の生き物なので、年を取ってから言動を改めるのはけっこうパワーがいります。
4. まとめ
敬語や大人の言葉というのは、若いうちからその場面の状況も考えずに使うと逆に不自然なことが多々あります。
そんな難しい言葉遣いですが、
自分の親のことを他人に「両親」「母親」「父親」などの表現を使うことは、比較的どこでもいつからでも使える使いやすい言葉です。
もしあなたが高校生以降の年齢なら、「両親」「母親」「父親」といった表現はすでに使っていいでしょう。