手持ち花火は何歳から?
ライターやろうそくで火をつけて、
手に持って楽しむ手持ち花火。
花火って、何歳くらいからやっていいものなのでしょう?
手持ち花火に厳密な対象年齢はありません。
親がどの程度お手伝いするか、どんな花火をするかで幅があるからです。
また、いくつになっても、花火は慎重に扱うべき物。
火傷や火災などの事故を防止することが何より大切です。
以上を踏まえた上で強いてあげるなら、
「手持ち花火は4歳前後くらいから大人と一緒に慎重に」といったことが考えられます。
以下、これらの根拠を。
「熱い」という危機察知できるのは何歳頃?
何と言っても、まず、花火は「火」ですね。
火は熱いです。
この「火 → 火傷の危険性がある」ということを子供には理解してほしいです。
つまり実際に触れてからではなく
事前に「火は熱い」とわかるということです。
物事を理解するには様々な「概念」の理解が必要です。
「重い」という概念。「大きい」という概念。
「熱い」というのも概念です。
たとえ言葉にできなくても、
「熱い」という概念を理解できるのは何歳くらいなのでしょう?
子供の発達をみる目安として、
KIDS乳幼児発達スケール
というものがあります。
KIDSによると、
「熱い」という概念は1歳3カ月頃から理解するとあります。
親の指示を聞いてくれるのは何歳?
花火をするのであれば、
「そっちは危ないから近づかないでね」
といった類いの親の注意を聞いてほしいものです。
また、
「お母さん、(この花火に)火をつけていい?」
などのように事前に子供から確認をしてくれると親はより安心です。
先述のKIDSによると、
親が注意をすることで子供がそれをやらないという姿勢は、個人差はあるものの2歳6カ月頃から見られる傾向です。
また、KIDSと類似した
遠城寺式乳幼児分析的発達検査によると、
「~していい?」とやる前に親に許可をとるような言動は3~4歳頃に見られるとされています。
このように、3歳前後くらいからリスク管理に関する言動がみられるようですね。
しかしながら、政府の調査によると
花火に関する火傷や怪我は10歳未満の子供に多いです。
もちろん10歳以降なら安心というわけではないですが、傾向として10歳未満のお子さんと花火をする際はより気をつけて行う必要がありそうです。
まとめ
以上のことからまとめです。
手持ち花火は何歳くらいから楽しめるでしょう?
花火は危険がつきもので、やはり安全に楽しみたいものです。
花火に関する事故が最も多いのは10歳未満という調査からも、やはり小さいお子さんと花火を楽しむときは相応のリスク管理が必要です。
花火を行う場合は、やはり大人の言うことをよく聞いて、気をつけながら楽しんでもらいたい。
個人差はあるものの、
親の注意を聞いたり、何かをやるときに事前に報告してくれる姿勢は3~4歳前後から見られます。
親が花火をして、それを見るだけならもっと幼くてもいいかもしれません。
しかしながら、
お父さんお母さんが手伝いながら一緒に手持ち花火をしたいなら、少なくとも3~4歳以降がいいかもしれません。
この頃だと、少しずつ親の言うことを聞いたり、気をつけながら花火をできるでしょう。
もちろん個人差がありますので、自己責任としっかりとした監視の下、楽しみましょう。
その他の記事
参考資料
『くらしの危険 花火の事故』(国民生活センター)2018年7月31日検索
『バーベキューや花火などでは「火」に注意!夏のレジャー関連製品を正しく使い、安全に楽しみましょう。』(政府広報オンライン)2018年7月31日検索