手つなぎ鬼とは?
手つなぎ鬼とは鬼ごっこの応用ルールの1つです。
鬼に捕まった人は鬼と手をつないでいくため、だんだんと手をつないでいる人が増えていく過程がおもしろい遊びです。
解説
ルール
- 全体の人数を考慮し、鬼を複数名決めます。
- 通常のように鬼ごっこを行います。
- 鬼に捕まった人は鬼と手をつなぎます。
- 手をつないだまま鬼は別の人を捕まえに行きます。
- 一定時間、あるいは全員が捕まったら終了です。
捕まった人は鬼の方向に合わせて一緒に走ります。
この手をつないで一緒に走ることも手つなぎ鬼のおもしろい・盛り上がるポイントでしょう。
コツ・ポイント
手つなぎ鬼は鬼が逃げる人を捕まえれば捕まえるほど手をつなぐ人が増えていきます。
このため人数が増えてくると走りにくくなります。
広すぎる場所や鬼の人数設定が少なすぎる場合、終盤はなかなか人を捕まえることができず盛り下がる可能性もあります。
参加人数が多い場合は、例えば6人以上になったら3・3に分離するなどのルールをあらかじめ設けておいてもいいかもしれません。
意義
手つなぎ鬼は捕まったあとは手をつないで鬼と一緒に行動する、協調性が問われるゲームとも言えます。
手つなぎ鬼をはじめ鬼ごっこは、ルールはシンプルですが子供達にとってコミュニケーションを学ぶ機会でもあります。
集団での運動遊びは咄嗟の判断ややりとりが必要で、身体を動かしながら他者とコミュニケーションを取る機会となります。
手つなぎ鬼の場合、当然ながら手をつないだ後はみんなと一緒に走ったり止まったりしないといけません。
最初は逃げる立場の子も、捕まった後はむしろ残りの人を追いかける鬼の立場になります。
こういった「役割の変更」は鬼ごっこなどの集団遊びや様々な球技・スポーツで見られる大切な概念です。
自分は今逃げる側なのか追いかける側なのか。
誰を追いかけるか、誰から逃げるか。
捕まったあとはどのように動き、どのような声掛けをするべきか。
こういったスピード感のあるやりとりを遊びを通して経験していきます。