視線入力装置であるTobii Eye Tracker 4C の始め方と使い方についてです。
1. Tobii Eye Tracker 4C の導入ステップ
2. 具体的な手順
2-1. 購入しパソコンに接続
2-2. 機器認識
2-3. やってみたい物を導入
3. 視線でパソコンを動かしたい
4. まとめ
5. その他の記事
6. 参考資料
1. Tobii Eye Tracker 4C の導入ステップ
Tobii Eye Tracker 4C とは視線入力装置のことです。
Tobii Eye Tracker 4C の導入は主に以下の3ステップです。
①Tobii Eye Tracker 4C を購入しパソコンに接続
②機器認識のためのソフトウェアのダウンロードとインストール
③視線入力で動かしたいものに合わせたアプリの起動
以下、詳しく見ていきます。
2. 具体的な手順
順を追って見ていきます。
2-1. 購入しパソコンに接続
Tobii Eye Tracker 4C はこの名前でググるとアマゾンで買えます。2万円弱。
買ったら開封してパソコンにつなぎましょう。
Tobii Eye Tracker 4C はUSBによる接続です。
まずはつなぐだけ。簡単。
2-2. 機器認識
Tobii Eye Tracker 4C をつないだだけではパソコンは反応しません。
Tobii Eye Tracker 4C をパソコンが認識するためのソフトウェアを入れる必要があります。
ソフトウェアはTobiiの公式サイトから無料でダウンロードできます。
外部リンク:Set Up Eye Tracking on Your Device
英語のサイトでわかりにくいですが、
「Tobii」のタブを選んでもらって「Download Software」をクリック。
2018年5月時点では、ソフトのバージョンは「Tobii Eye Tracking Core Software v2.13.3」になっています。
無事ダウンロードできたらインストール。
インストールはTobii Eye Tracker 4C をつないだ状態で行います。
インストールは比較簡単で、すぐに終わると思います。
インストール時は目の動きを合わせたりとなんやかんや説明がありますが基本は言われたとおりにすればOK。
この過程は日本語なので問題ないと思います。
無事インストールできたら、パソコン画面右下のバーにメガネのようなマークが出てきます。
2-3. やってみたい物を導入
上記のステップまででTobii Eye Tracker 4C をパソコンに接続・認識できるようにはしました。
しかしこれだけでは具体的に何かを操作したり遊んだりはできません。
必要に応じたソフトを入れる必要があります。
シンプルなものでいうと風船割ゲームでしょうか。
画面上の風船を見ると風船が割れるゲームです。
以下から無料でダウンロードできます。
外部リンク:視線入力訓練ソフト EyeMoT 3D
リンク先の「Game_00 「風船割り」」が風船割りゲームです。
3. 視線でパソコンを動かしたい
ちなみに視線入力によってマウスカーソルを動かしたり文字を打ったりするのはWindows10のパソコンなら標準設定でできます。
画面左下のウインドウズマークから「設定」→「Windows の設定」→「簡単操作」→「その他のオプション」→「視線制御(ベータ)」をオンにしましょう。
文字通り視線制御はベータ版、つまり試作段階っぽいですが、充分視線で動かせます。
まあ、設定のバリエーションが少ないかな?
4. まとめ
そんな感じで視線入力には
・視線入力のための機器
・視線入力機器とパソコンを認識させるためのソフト
・検知した視線を活かすソフト
の3つがまず必要になってくるわけです。
「機械だけつなげばいい」というわけではないのですね。