TobiiとHeartyLadderを使って、安価で導入できる意思伝達装置を作ります。
1. TobiiとHeartyLadderのタッグ
意思伝達装置とは、厳密には障害を持った人の意思を伝えるパソコンなどを含めた機器、中でも補装具に該当する物を指します。
でもまあ、要するに重度障害により筆記とか会話が難しい人用に少ない体の動きで文字打ったりメールができるIT機器ということです。
で、この「少ない体の動き」が従来では「スイッチを押す」という動作が主流だったのですが、最近は「視線入力」も現実的な選択肢になってきています。
理由は視線入力機器が安くなってきて導入コストが下がってきたから。
画面を目で見ることで、項目を選択し、パソコンを操作したり文字を打ったりします。これは従来のスイッチ入力よりも操作効率がいいわけです。
で、じゃあどんな機械とソフトで視線入力による意思伝達を再現するかと言うと、TobiiとHeartyLadderのタッグが王道の1つです。
2. 視線入力に必要な物
2-1. Tobii Eye Tracker 4
視線入力の機器はいろいろありますが、一番コスパがいい物の1つがTobii Eye Tracker 4(トビーアイトラッカーフォーシー)という機種だと思います。
もっと詳しく:Tobii Eye Tracker 4C とは?~障害者の視線入力~
2-2. パソコン
Tobii Eye Tracker 4はパソコン用の機器なので、パソコンが必要。
パソコンはWndows10のパソコンがおすすめ。
10以下のOSは・・・動くかどうかは各自の責任で。
ちなみにTobiiはUSB端子による接続です。
2-3. パソコン固定台
障害者のIT支援で視線入力を検討する場合、対象の方は車椅子に乗っていたりベッド上だったりすると思います。
そのためパソコンの固定台は必要になることが多いかと。
斜視とかの状況にも配慮して。詳しくは以下を。
補足記事:障害者に視線入力を導入するとき気をつけること Tobii Eye Tracker 4C
2-4. HeartyLadder(ハーティラダー)
HeartyLadder。
正確には、大本となるソフトHeartyLadderと、視線入力に関する設定があるHearty Ai の2つをインストールします。
どっちも無料。
3. 具体的な流れ
以下、具体的な流れです。
Tobiiを買ってパソコンにつなぐ。
↓
Tobiiのソフトウェアをダウンロードしてインストール
↓
HeartyLadderとHearty Ai をダウンロードしてインストール
インターネット環境にもよりますが、そんなに時間はかからないと思います。
各種リンクは以下をご参照。
補足記事:Tobiiのサイトがわかりにくいのでリンク先をまとめておく。
ちなみにHearty Aiは「HeartyLadder 視線」とかでググると早いです。
4. まとめ
そんな感じで安価で意思伝達装置のような使い勝手を視線入力で求めるなら、TobiiとHeartyLadderの組み合わせはまず検討したい。
あるいはもう少し知的能力が高い人なら、Windowsの標準設定の視線制御機能でもいいのかなと思います。

