恋愛は十人十色。
二人の関係性も十人十色です。
しかしながら、二人の関係が続くと、
何が常識で何がパートナー独特の感覚なのかわからなくなるものです。
付き合っている彼(あるいは彼女)がいるとします。
その彼は浮気こそしていないものの、
毎晩のように会社や友達の女性と二人で飲みに行っているようです。
あなたはそれはやめてほしいと言います。
すると彼は
「仕事や付き合いだから仕方ない」
「別に浮気をしているわけではないし、お互いにそういう感情はまったくない」
「みんな似たようなことはしているし、それをやめてほしいと言うのはちょっと束縛が過ぎる」
などいろいろと言ってきます。
そうしてあなたは
彼の言っていることが「普通(常識)」で、私がズレているのかなと
自分を無理に納得させようとするのです。
けれど、少し引いて客観的に見てみればわかることです。
普通、付き合ってたら他の異性と二人で飲み行くことは自粛するものです。
けれどあなたは半ばパートナーに洗脳され、自分の常識を否定し、
相手の感覚を受け入れようとするのです。
常識というのは人それぞれ異なります。
集団や状況によっても異なります。
世の中には多数派といは言い難いローカルな常識も存在します。
それはしばしばその人の偏見だったりします。
あなたは常に広い視野を持ち、
パートナーが言うことが本当に「常識」なのか、単なるその人の「個人的な価値観」なのか見極めるべきです。
相手の言っていることが「個人的な価値観」だと理解し、それに合わせたいと心から思うならそれもいいでしょう。
ただし、相手の「個人的な価値観」を「世の中の常識」だと間違って認識し、無理してそれに合わせるようなことはしてはいけません。
そんなことをしていては、あなたの心がすり減ってしまいます。
あなたが恋人に対して「おかしい」と思っていることは、
意外と世間でも「おかしい」と認識されていることだったりします。
相手と、相手に近しいごく一部の人達だけの「当たり前」である可能性があります。
世間一般にはどうかと考えることが大切です。
そのために広い場所、たくさんの人、偏りがない人から情報を集め考え方を聞くことが大切です。
だから恋愛に悩んだら、
いろんな人に相談したり、調べてみたりしてください。
一人で悩んで答えを決めてはいけません。
そして調べる手段の一つとして、
ここでも少し「恋愛の常識」の例を挙げておきたいと思います。
次回に続きます。
次の記事:「恋愛の常識」