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通級による指導とは?|発達障害児の就学と進路

公開日:2020年11月17日

 
 


 
 

通級による指導とは?

通級による指導とは、普通クラスに在籍しながら部分的に特別支援教育を受ける制度です。

子供達は日常は普通クラスで学校生活を送りながら、(状況によって頻度はまちまちですが)週に数時間、通級クラスにより特別支援教育を受けます。

特別支援教育の制度で似たものに特別支援学級がありますが、

特別支援学級は在籍が特別支援学級になるのに対し、通級を利用のお子さんはあくまで普通クラスの在籍となります。

このように、支援の濃厚さという観点で支援学級と通級は異なります。

 
 
 

通級による指導の解説

おおむね普通小学校の普通学級で学業や日常生活を送れながらも、それのみでは不安で+αの支援が必要な場合、通級による指導を検討します。

通級の支援が学業だけでなく、対人関係といったコミュニケーションや行動面も含みます。

通級は同じ学校内に設置されている場合もありますが、そうでない場合もあります。

特別支援学級に比べると通級の数は多くなく、地域によっては他の学校の通級に通うこともあります。

 
 
 

通級による指導の実際

通級は普通クラスに在籍しながら特別支援教育を受けることができる制度です。

つまり特別支援学級と通級の併用はできません。

これは逆に言うと、

通級を利用するのは特別支援学級を利用しなくていいくらいの学業や学校生活を送れている子になります。

実際、通級の支援は週に数時間程度で、あくまで日常の学校生活の補足的な量です。

日々の学習や行動面を常にしっかりサポートする目的であれば、特別支援学級や特別支援学校になるでしょう。

 
 
 

おわりに

発達障害の社会的認知に伴い、コミュニケーションスキルやソーシャルスキルの学習の重要さが注目される昨今。

通級による指導のニーズも増えている印象を受けます。

通級による指導はその年ごとに利用の有無を検討してきます。

はじめは通級を利用していたお子さんが、もう少し濃厚な支援を受けるためある年からは特別支援学級のほうに利用を切り替えるといったこともあります。

 
 
 

補足記事

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