テレビは何歳から何時間くらい?
子供は何歳から何時間くらいテレビを見せていいものなのでしょう?
テレビを見せたり、タブレットで動画を見せたり。
コンテンツの視聴は子供が楽しみつつ、親の手も空きますよね。
ちょっと家事に集中したい。今は手を離せない。
そんなときに助かるテレビやネット。
でも見せ過ぎも気になるところ。
目安としては、
テレビを見せるならできれば2歳以降、
1日あたり2時間以内におさめると無難と考えられます。
以下、もう少し詳しく。
「子どもとメディア」の問題に対する提言
テレビと育児の関係の参考となる資料のひとつに、日本小児科医会による「子どもとメディア」の問題に対する提言というものがあります。
提言は主に5つあり、
・2歳まではテレビ視聴は控える。
・ 授乳中、食事中の視聴は控える。
・1日2時間程度にとどめる。
・子ども部屋にはテレビをできるだけ置かない。
・親と子どもでテレビに関するルールを作る。
といった感じの内容。
以上のことから、テレビは2歳以降に1日2時間を限度にするという考えがわかります。
視聴時間とその他の生活習慣
服部伸一氏らの調査によると、テレビの視聴時間はその他の生活習慣にも影響します。
同調査によると、テレビ視聴時間が長いお子さんほど就寝時刻が遅く、睡眠時間が短く、かつ生活リズムが不規則のようです。
また、1日のテレビ視聴時間が1時間未満のお子さんは、それ以上視聴しているお子さんより朝の排便習慣がついているようです。これは朝食の習慣が整っていることが起因しています。
さらに、テレビ視聴時間が3時間以上のお子さんは、それ以下のお子さんより保育園(幼稚園)に行く準備を自分でしていない割合が多い。
テレビを長く見る→就寝が遅くなる→遅く起きる→準備がバタバタ→お母さんが急かして手伝う→子供が練習できずいつまでも身に付かない
といった負のスパイラルですね。
まとめ
以上のように、
テレビは2歳以降、1日2時間を限度にするのがひとつの目安です。
しかしながら、
生活習慣をより整えていく意味ではテレビは1日1時間程度を目安にするとなお望ましいです。
睡眠時間の確保や朝の生活習慣は子供の心と体の成長を促します。
その他の記事
参考資料
『テレビ視聴時間の長短が幼児の生活習慣に及ぼす影響』(小児保健研究)2018年1月6日検索
『「子どもとメディア」の問題に対する提言』(日本小児医会)2018年1月6日検索