チャイルドシートとジュニアシートの違い
チャイルドシートとジュニアシートの違いはなんでしょう?
子供をチャイルドシート内のベルトで固定するのがチャイルドシート、
子供を車のシートベルトで固定するのがジュニアシートです。
チャイルドシートとジュニアシートの定義
シート自体を車のシートベルトで固定し、子供の身体はチャイルドシート内のベルトで固定する。これがチャイルドシートです。
一方で、
座面を底上げしてヘッドレストやシートベルトの高さに子供の位置を合わせて、車のシートベルトで子供を適切に固定できるようにするのがジュニアシートです。
しかし「ジュニアシート」という名称は厳密には俗語であり、
国土交通省のホームページなどを参考にすると「ジュニアシート」とは「学童用のチャイルドシート」を指します。
ここで言う「学童用」とはあくまで便宜的な表現で、実際には4~10歳くらいのお子さんが対象になることが多いです。
このため法令など正式なところでの「チャイルドシート」という言葉は一般に言うチャイルドシートとジュニアシート両方を含みます。
チャイルドシートとジュニアシートの使い分け
法令上、チャイルドシートの使用義務があるのは6歳未満です。
このため6歳以降はそのまま車に座らせても法律違反ではありません。
しかしながら、子供は身長が低いのでそのまま車に乗るとシートベルトやヘッドレストの位置がずれてしまい危険です。
こういった背景から、6歳以降でも安全のためチャイルドシートを使用することが一般的です。
目安としては4歳くらいまでがチャイルドシート、4歳以降が学童用のチャイルドシートであるジュニアシートを使います。
おわりに
チャイルドシートはタイプによってはジュニアシートに移行できる物もあります。
また、ジュニアシートは座面だけの物であれば1000円くらいで比較的安価に手に入ります。
このため、
比較的長く使える「いいチャイルドシート」を買って、残りの少ない期間を安価なジュニアシートで補うというパターンがコスパがいいのかなと思います。
参考資料
『チャイルドシートに関するQ&A』(国土交通省)2019年11月29日検索
『チャイルドシートの種類』(国土交通省)2019年11月29日検索
『チャイルドシートの使い方』(自動車事故対策機構)2019年11月29日検索