うがいができるのは何歳?
うがいはおおむね幼児期にできるようになっていきます。
うがいには一般的に「ぶくぶくうがい」と「がらがらうがい」があるかと思います。
それぞれで難易度が異なり、できるようになる時期も異なります。
個人差はあるのであくまで目安ですが、「ぶくぶくうがい」は3~4歳頃、「がらがらうがい」は4~5歳頃にできるようになると考えられます。
解説
うがいに伴う口腔運動
「ぶくぶくうがい」・「がらがらうがい」、いずれも口腔の運動とも言えます。
主にぶくぶくうがいは水が漏れないように口を閉じる力が、がらがらうがいは上を向いても水が流れ込まないようにする舌の奥を上げる力がポイントになっていきます。
例えばがらがらうがいは舌の奥を上げる動作が必要ですが、これは「かきくけこ」つまりカ行の発音にも関連する動きです。
うがいができるから発音が必ずできるわけではありませんし、うがいができなくても発音ができる場合もありますが、やはりうがいと発音はどちらも口の体操でありある程度は関連すると考えられます。
しっかり口を動かす習慣は、滑舌にも良い習慣と言えるでしょう。
うがいができない場合
子供がうがいをできない場合、その理由はいくつか考えられます。
まずは単純にやったことがないケースです。
この場合は少し見本を見せたりやってみることでできるようになるでしょう。
次に、口を動かすことが不器用で、習得に苦戦するケースです。
この場合は段階を踏んだ適切な練習で上達が見込めるでしょう。
次に、知的な遅れや発達障害などにより動作が苦手なケースです。
この場合は本人の状況によって異なり、上達の有無はケースバイケースと言えます。
最後に、口蓋裂など口腔の形成自体に問題がある場合です。
この場合は練習や本人の努力だけでは改善しにくい場合もあります。
形成外科などで必要な処置があるのであれば、それを行ってから練習をするほうがいいでしょう。
それぞれのうがいの解説
ぶくぶくうがい
がらがらうがい
参考資料
『うがいの練習・指導』(日本歯科医師会)2018年9月15日検索