いろいろな暗黙のルール

【暗黙のルール辞典】女性に言ってはいけないこと

公開日:2017年1月22日

世の中には暗黙のルールがあります。
アスペルガー症候群や発達障害を持つ人にとってはこの暗黙のルールを気づき理解することが難しい場合があります。

ソーシャルスキルトレーニング(SST)において暗黙のルールを理解することは重要です。
 
 
 
【女性と会話するときに気をつけること】
女性と会話をするときにも暗黙のルールは存在します。

男性が女性と話す場合と、女性同士で話す場合では状況は異なります。

男性が女性と話す場合の方が気をつけることは多いです。
やはり異性であるぶん、ぱっとは相手の心情が想像しにくい部分があります。

一方でじゃあ女性同士ならコミュニケーションが簡単かというと一概には言えません。
女性同士では女性同士特有のコミュニケーションの傾向があります。
 
 
 
【年齢のこと】
女性に対して年齢の話は避けたほうが無難です。

一般に女性は年齢を気にします。

一つの理由は外見。
誰しも若い頃のほうが外見に自信があるものです。
個人差はありますが、一般に男性よりも女性のほうが外見、おしゃれに対する興味は高いです。
そのため年をとることによる外見の変化にも敏感です。

もう一つの理由は出産。
男性と比べて女性は子供を持てる時期というのが短いです。
男性は少々年齢を重ねても、年下の女性を結ばれれば子宝に恵まれることは充分可能です。

一方で女性は自分自身の年齢を重ねれば、子供を持てるか持てないか、何人持てるかという状況が顕著に変わってきます。

例えば30歳の女性が目の前にいるのに
「30歳ってもうオバサンだよねー」などの発言はNGです。

相手の年齢を否定するような発言は控えましょう。
 
 
 
【結婚のこと】
年齢と多少関連性がありますが、
「まだ結婚しないの?」など
結婚に関することを聞くのもNGです。

本人から積極的に話してくる場合は別ですが、
基本的に結婚の話題は相手からしたら大きなお世話です。

ほとんどの場合、周囲以上に本人が結婚についてはよく考えています。
今さら周りにどうこう言われてもめんどくさいだけです。
 
 
 
【妊娠のこと】
結婚同様に、
「まだ子供を作らないの?」
といった出産・妊娠に関わる発言もNGです。

これも結婚の話題同様で、本人が一番考えているものです。
周りがとやかく言うことではありません。
 
 
 
【生理のこと】
女性には生理があります。
ある一定の周期で体調がきついときがあります。

自分が今、生理であるかどうかは普通知られたくありません。

体調が悪そうなときにその理由を追求するのはやめましょう。

プールや海に入れない理由を聞くのはやめましょう。

付き合って間もない恋人や女性の友達が一人でドラッグストアに行くときに買う物を聞きすぎるのはやめましょう。
(生理用品を買いたいのかもしれません)

女性が持っているポーチの話題にふれないでください。
(生理用品が入っていることだってあるんです)
そのポーチがお気に入りで、話題にしたいときは本人から言います。
 
 
 
【外見のこと】
女性だけに限ったことではありませんが、外見の指摘もNGです。

「太った?」
「肌が荒れている」
「老けてきた」
など、相手の外見を否定するような発言はだめです。

また、「胸が大きい」などの発言も特に男性はだめです。
相手の性的な部分の指摘はたとえ褒めるような内容でもだめです。
 
 
 
【共感する】
日々、いろいろなことがあります。
愚痴を言うこともあります。

ただ話したいだけのときがあります。

アドバイスや批判を求めているわけではありません。
自分が愚痴を言っていることくらいわかっています。

相手が愚痴を言っているとき、アドバイスをする必要はありません。
ただ共感して聞いてほしいのです。

 
 
 
【誰と誰が仲が良いのか、考える】
誰と誰が仲が良いのかを知ることは重要です。

仲の悪い人同士を同じグループにしてはいけません。

例えばあなたが複数の人を遊びに誘うとき。
例えばあなたがその場にいない他の人の話をするとき。

そういうときに相手が嫌いな人を登場させていはいけません。

「誰と誰が仲が良く、悪いのかわからない」という人は普段その人が誰といて誰の話題を話しているかに注意してみましょう。
 
 
 
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