子供が嘘をつくのは何歳から?
子供が嘘をつき始めるのは何歳頃からなのでしょうか?
嘘をつくという行為はそれなりに認知的発達が必要であり、ある程度の嘘は子供が成長する中で誰もが通る道と考えられます。
おおむね子供の嘘は4歳頃から始まり6歳頃まではその頻度が続きます。
それ以降は減少するかあるいは顕在化しにくくなっていきます。
子供の嘘のと発達の解説
嘘をつくという行為の定義
どのような言動を「嘘」と捉えるかは人によって様々です。
例えば幼い子供に「コンビニに行ったことある?」と聞いて、行ったことがあるのに「ない」と答える子供がいるとします。
これは嘘をついているのかもしれませんが、単純に「覚えていない」「自分が行ったお店が『コンビニ』という名称であることを理解できていない」という可能性もあります。
やはり嘘とは、本人が事実をきちんと把握し、相手を「欺こう」とする意図的な言動を指すと考えられます。
このように考えると、嘘をつくには実際の物事を把握する力、それを相手が知っているかいないか見極める力(知っていたら嘘をつく意味がありません)、整合性のある偽りの話を作れる力などが必要になります。
嘘をつくにはある程度の認知的発達が必要です。
嘘をつける年齢
小さい子供は、「秘密だよ」と約束してもついつい本当のことを言ってしまう場合があります。
幼い子供は嘘をつき続けることができません。
子供はおおむね3歳頃までは、嘘を瞬間的についてもその嘘をつき続けることができずすぐに自らばらしてしまいます。
しかし4歳頃になってくると、徐々に嘘をつき通すことができるようになっていきます。
こうして嘘をつく言語的な能力が向上していき、6歳頃には9割以上の子供が嘘をつく経験をすると言われています。
当然、嘘をつくことは良くないことという教育をされていきますから、次第に子供が嘘をつくことは減っていきます。
こうして6歳頃をピークとし、7歳以降になると多くの子供は嘘をつく頻度が減っていきます。
補足記事