ワードスナイパーキッズを手作りする
ワードスナイパーは「『か』のつく『赤いもの』」などお題に沿った言葉を早く思い浮かべるゲームです。
「ワードスナイパーキッズ」はワードスナイパーの低年齢版になります。
ワードスナイパーキッズは子供の言葉の学習教材としても有意義なカードゲームです。
デザインもかわいくまた扱いやすく、既製品を買う価値も十分あると思いますが、一方で、お題の難易度や枚数を調整したりと自作しても教育・療育現場では重宝するでしょう。
解説
ワードスナイパーのルール
ワードスナイパーのルールはどのシリーズも共通しています。
ワードスナイパーキッズと通常版の違いは、お題の難易度と点数の有無です。
ワードスナイパーのカードは表に「やさい」などのお題、裏に「か」などの文字が書かれています。
山札から1枚カードをめくり、めくったカードの文字と次のカードのお題を組み合わせます。
このように、文字とお題の組み合わせが毎回変わりマンネリ化しないのがワードスナイパーの優れた点だと思います。
組み合わさったテーマ、例えば「『か』がつく『くだもの』」などに沿って早く言葉を言えた人がそのカードをもらうことができます。
誰も言葉が思いつかなかった場合はカードを再度めくり、「『か』か『い』がつく『四角いもの』」などのように許容範囲が広がっていきます。
ワードスナイパーキッズと通常版は混ぜて使うこともできます。
通常版はカードごとに得点が異なるのでその合計点で勝敗が決まります。
ワードスナイパーキッズは得点が記載されていないためどれも1点の扱いとなります。
ワードスナイパーを手作りするポイント
以上より、ワードスナイパーキッズを手作りする際のコツは以下のようになります。
- 表に「くだもの」などのお題、裏に「あ」などの文字を記載する
- 文字もお題も、使いやすい物は複数枚あってもいい(「『か』がつく言葉は思い浮かべやすいでしょうし、「くだもの」などのお題も言いやすいでしょう)
- 子供がわかりやすいよう平仮名表記にする
- 全部で50枚くらい(このくらいあると頭文字をほぼ網羅できます)
上記の念頭に、ダイソーなど100円ショップで買った白紙のカードに書き込んでいきましょう。
あるいはパソコンのエクセルなどを使って入力・印刷・ラミネートしてもいいかもしれません。
既製品がどんなお題を採用しているかは当然著作権に関わるのでここでの記載は避けます。
しかし用途に合わせてお題の質や枚数を変えることができるのは自作のメリットだと思います。
例えば「どうぶつ」「やさい」「くだもの」「のりもの」などオーソドックスなカテゴリーにお題をしぼれば、より低年齢の子でも遊べるでしょう。
あるいは「うれしいこと」「かなしいこと」「レストランで気をつけること」などのお題を作り「『あ』がつく『うれしいこと』」などにすれば、子供達のコミュニケーション訓練やソーシャルスキルトレーニングにもつながるでしょう。
参考資料
『ワードスナイパー特設ページ』2023年9月9日閲覧