救急対応

火傷(やけど)をしたときの対応と判断基準|子供を病院へ連れて行くかの目安

公開日:2020年9月28日

公的機関の医療情報を参考に、子供の病気や怪我について家庭でできることや対応方法をまとめます。
 
 


 
 

火傷(やけど)をしたときの判断基準

子供が火傷をしたとき、
赤いだけで水膨れができていない場合
まずは家で様子を見てもいいでしょう。

その後に必要があれば病院の診察時間に合わせて診察を受けます。

一方で

火傷をした部分が大人の掌の大きさよりも広い範囲だったり、

皮膚が黒く焦げたり白くなっているような
皮下組織まで達している火傷の場合は

すぐに病院に連れて行きましょう。

 
 
 

症状の見方やポイント

火傷は「範囲」と「深さ」が見るポイントになります。

段階は3段階あり、これが重症度のおおまかな目安になります。

  • 第1度
    皮膚の表面が赤くなっていて、水膨れにならない程度
  • 第2度
    水膨れができているような状態
  • 第3度
    皮下組織まで達している。皮膚が黒く焦げたり、白くなっている

一般的には第1度の火傷は家で様子を見る程度で、
第3度は早急な診察が必要になります。

子供の場合、体の表面積の10%以上の広さを火傷すると重症です。

 
 
 

家での対応方法

前提として、子供が火傷をしないで済むような家具・家電の配置をします。

子供の怪我は予防が一番です。

そして万が一火傷をしてしまった場合は、

火傷の程度は第1度ないし第2度の場合は出しっぱなしの水道水で20分程度冷やします。

洋服を脱がせることば難しい場合は、衣服の上から冷やしても大丈夫です。

受診をする場合は、氷や濡れたタオルで冷やしながら病院へ向かいます。

火傷でできた水膨れは破らないようにします。

水膨れの中は無菌状態です。

下手に破ると中に雑菌が入りかえって感染リスクが高まります。

 
 
 

おわりに

火傷にはアロエが効くといった話も耳にしますが

基本的に民間療法は行わず医師の指示を仰ぎましょう。

どんな病気や怪我にも通じることですが。

子供の火傷に関してはカイロなどによる低温火傷も注意しないといけませんが、

子供の火傷で起こりやすいのは熱湯による火傷です。

ポットや電気ケトルの使用は気をつけましょう。

 
 
 

補足記事

 
 
 

参考資料

『もしものときの救急車の利用法』(政府広報オンライン)2020年7月9日検索

『子供の救急対応マニュアル』(医療ネットみえ)2020年7月9日検索

『子供の急病対応』(広域災害救急医療情報システム)2020年7月9日検索

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