野球は何歳から?
子供が野球をできるのは何歳頃からでしょう?
打つ・投げる・走る
といった動作ができはじめ、
野球のルールを理解し、
集団行動をとれる。
個人差はありますが、
子供の発達の側面から見ると
野球ができるのは6歳前後くらいからです。
野球と子供の発達
子供の発達を見る検査に、
ポーテージ早期教育プログラム
というものがあります。
子供の発達の目標を年齢別・段階別に見ることができる評価・訓練方法の1つです。
上記によると、
バットなどでボールを打つ行為は5~6歳相当の発達と位置付けられています。
年長さん頃なると、道具を使ってボールを打つバランス感覚が芽生えてくるようですね。
また、KIDS乳幼児発達スケールという検査を参考にすると、
6歳頃は野球などの集団で行う遊びができる社会性も身についてくるようです。
野球はその性質上、ルールの理解や周囲とのチームワークも重要なスポーツですよね。
球技に関する子供の運動発達
個人差はありますが、
ここで言う「投げる」とは、
肩より上に腕を上げて投げるいわゆる「オーバーハンド」を指します。
3~4歳頃には、相手が投げたボールをキャッチできるようになってきます。
この頃から徐々にボールの動きを予想して体を動かすことが少しずつできはじめるわけですね。
もちろん子供の成長は運動だけではありません。
運動発達と並行して言葉の力や、
社会性・コミュニケーションの側面も発達していきます。
子供は4歳頃から子供同士でのやりとりがうまくなっていき、
5歳頃には子供だけの集団遊びや活動が成立してきます。
そして小学生の間で、ルールに基づいた様々な活動やゲームができるようになっていきます。
おわりに
子供の発達には個人差がありますから、
あくまで目安として捉えてもらえれば幸いです。
野球は走る・投げる・打つなど多様な動作が必要になるスポーツの1つです。
こういった動作自体はおおむね6歳前後くらいから成立するでしょう。
しかし実際としては野球のクラブチームには小学校半ばくらいから入部させる家庭が多いと思います。
社会性やルールの理解のための言語発達なども踏まえると、
野球のルールを理解し周囲と協調して活動する観点で言えば、8~10歳頃は妥当と言えます。
いずれにせよ、
家庭によって野球をする理由は様々でしょうから、その子に合った時期をそれぞれ見つけることができるといいでしょう。