子供の教育で一番大事な時期はいつ?
子供の教育で一番大事な時期はいつなのでしょう?
当然どの時期も我が子とのかけがえのない時間ではありますが、
子供の将来に最も影響が大きいのは幼児期と言われています。
以下、もう少し詳しく。
幼児教育の重要性
小学校・中学校・高校・大学というイメージから、
一般的に子供は大きくなるほどお金がかかり、教育が重要になってくるイメージですね。
しかしながら、教育学の研究においては、
子供の教育は幼児期など幼い時期の方が効果が高いという見解が多いです。
これは幼い頃の教育の方が、「自制心」や「忍耐力」など人格形成に影響するからです。
大人になると、勉強だけできても社会的に成功しにくいのは誰もが容易に想像できますね。
人生には学力だけでなく、社会性や好奇心、忍耐力など勉強だけでは語れないいろんな力が必要です。
そういった観点から、
同じ労力の教育を施すなら、幼児期のほうがそれ以降よりも効果が高いと考えられています。
教育の収益率
ノーベル経済学賞を受賞したヘックマン教授の研究によると、
教育の収益率は幼児期が最も高いそうです。
「教育の収益率」とは聞き慣れない言葉ですね。
例えば子供の教育に100万円使いました。
結果、子供が大人になったとき、その教育を受けなかったときより月10万円お給料が高い仕事に就くことができました。
こうなるとその子は1年くらいで教育に使った100万円の元をとることができますね。
非常に効果的なお金の使い方です。
このように、
教育によってその子の将来が具体的にどう変化したか。
その変化はかけた教育費用や労力に見合うものなのか。
こういった点に着目したのが「教育の収益率」です。
そして「教育の収益率」は幼児期が最も高い。
つまり、言葉は少し語弊がありますが、
教育のコスパが最もいいのは幼稚園や保育園の時期なわけです。
おわりに
日本政策金融公庫の調査によると、
子供の教育費は親の年収の40%を占めるそうです。
そうでなくても大切な子供の人生。
親としてはできるだけ子供の将来をより良い方向へ手助けしたいものですね。
幼児期の教育は非常に重要です。
これは塾に通わせないといけないとかそうことではなくて、
幼児期の教育は子供の人格や習慣に大きく影響して、
人の人生に大きく関わるのは勉強ではなくそういった内面の力だと言うことです。
ついつい子供のことを考えるとき、
高校や大学など一番お金がかかりそうな時期に目を向けがちですが、
子供がたくさんのことを吸収する幼児期にも同じくらい慎重に目を向けたいものです。
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