雑巾をしぼることができるのは何歳から?
雑巾をしぼることができるのは何歳頃からでしょう?
個人差はありますが、
雑巾をしぼることができるのはおおむね5~6歳頃です。
解説
雑巾しぼりの定義と目安
どのくらい雑巾をしぼることができれば、「雑巾をしぼることができる」と考えていいのでしょうか。
考え方は人それぞれですし、家庭の考え方も様々でしょう。
子供の発達を見る検査に、S-M社会生活能力検査というものがあります。
幼児期・学童期と比較的幅広い年齢帯で発達を見ることができる検査です。
言語能力や運動能力といった機能的な力だけでなく、検査の名前通り生活習慣に着目した項目も豊富な点が特徴と言えます。
上記検査には日々の作業活動の例として雑巾しぼりが挙げられており、幼児期の目安としては「水が滴らない程度」を想定しています。
以上から、強いて挙げれば雑巾しぼりの目安は、水が滴らない程度が客観的な目安の1つと言えるでしょう。
雑巾しぼりができる年齢
子供の発達を全体的に見ることができる問診形式の検査である津守式乳幼児精神発達質問紙によると、
手ぬぐいや雑巾をしぼることはおよそ6歳相当の生活習慣と考えられています。
ただしこれは必ずしも6歳頃でないと雑巾をしぼるための腕の力や理解力が伴わないというわけではないでしょう。
雑巾しぼりをはじめとした生活動作の類は、経験の有無も大きな差となります。
6歳頃は幼稚園や保育園、あるいは小学校など集団生活にて掃除や雑巾しぼりを行う機会は増えます。
こういった機会の兼ね合いもあって、一般的に6歳頃には雑巾しぼりをできるようになる子が多いと解釈されるのではないでしょうか。
雑巾しぼりの教え方
掃除用具が多用な昨今では、雑巾しぼりができなくても将来困ることはさしてないかもしれません。
しかしながら、雑巾を濡らして汚れたところを拭くという行為は掃除の基礎でもあります。
子供に経験の1つとしてやらせてみることは有意義でしょう。
雑巾をしぼる腕力に関しては日々の運動なども含めて体の成長が必要でしょう。
また、雑巾をしぼる際の手の回し方が苦手の子もいます。
指導の仕方はその子に合わせて十人十色と言えます。
一例としては、どっちの手が雑巾のどの位置を握るのかを見本や図で呈示してみるといいでしょう。
あるいは練習用の雑巾に実際に持つところ・動かす方向を書いてあげてもいいかもしれません。