発達性読み書き障害

LD(学習障害)の略語の意味の解説

公開日:2026年3月31日


 
 

LDの正式名称

 学習障害の意味を指す「LD」は、「learning disabilities」の頭文字を取ったものです。

 また近年は「障害」というニュアンスを弱めた「learning differences」という再解釈も見られます。

 
 
 

解説

学習障害とは

 学習障害とは、知的な遅れがないにもかかわらず、聞く・話す・読む・書く・計算する・推論する能力のうち、いずれかの習得・使用が著しく困難な状態のことです。

 要するに知的な遅れはなく、学習も人並みに取り組んでいるのに、著しく習得が難しいケースを指します。
 ADHD(注意欠如多動性障害)やASD(自閉症スペクトラム障害)など、他の発達障害による学習の困難さは除きます。

 
 

LDという略語

 学習障害は「learning disabilities」の頭文字を取り「LD(エルディー)」とよく言われます。

 場合によっては複数形ではない「learning disability」という表記も見られますが、意味合いは同じと言えるでしょう。
(ちなみに日本LD学会のホームページでは複数形である「learning disabilities」で表記されています)

 いずれにせよ、直訳では「学習の障害」といったところでそのままの表現と言えます。

 
 

LDの解釈

 近年は「LD」という略語から「learning differences」という再解釈も見らます。

 「learning differences」つまり「学び方が異なる」という意味です。

 先述のように、LD児は知的な遅れはなく、学び方の工夫や代替手段によって学習と習得ができる可能性があります。
 このような観点から、「LD」を「障害」ではなく「学び方が異なる」という考え・解釈で支援を行うというものです。

 LDが社会的に認知されてきたことに伴う、やわらかな表現というか多様性を重んじる解釈と言えるでしょう。

 
 
 

参考資料

『LD等の用語解説』(一般社団法人 日本LD学会)2026年1月24日閲覧

後藤多可志、宇野彰、春原則子、金子真人、粟屋徳子、狐塚順子、片野晶子(2010)『発達性読み書き障害児における視機能, 視知覚および視覚認知機能について』(日本音声言語医学会)2026年1月24日閲覧

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