4歳児の言語表出

【4歳】話題が飛ばずに会話ができること(話題の継続性)|子供の言葉の発達

公開日:2026年1月21日


 
 

発話における話題の継続性

 4歳頃は、相手と話題を共有しながら会話を続ける「話題の継続性」が獲得される時期と考えられます。

 これは、相手の発言を理解し、自分の発話を相手に合わせて調整する力が育つためです。

 
 
 

解説

発達の概要

 4歳頃の子供は、語彙量が増え、文を構成する力が高まり、自分の考えや経験を言葉でより表現できるようになっていきます。

 さらに、他者の意図や感情を読み取る社会的理解も発達し、会話の流れをつかむ力が芽生えていきます。
 これにより、「自分が話したいこと」だけでなく「相手が話している内容」に意識を向けることが可能になります。

 その結果、話題を途中で変えずに、相手の発言を受け止めて返答を続けるやり取りが見られるようになります。
 言葉の理解力と社会的認知の発達が、話題の継続性を支える基盤となっていると言えます。

 
 

できないときの対応

 話題の継続性がうまく保てない子供には、会話の流れを意識できるような支援が有効です。

 まず、保護者や保育者が子供の発話に対して「そうなんだね」「それでどうしたの?」と応答し、やり取りを続ける経験を重ねていきます。
 このように、大人が話題をつなげて会話をモデル化することで、子供は自然と会話のリズムを学びます。

 また、絵本や写真を使い、「この後はどうなると思う?」などと問いかけることで、発話意図を持続させる練習にもつながります。
 さらに、話が途中で逸れても否定せず、「今はこのお話をしていたね」と優しく気づきを促すことで、話題の維持を意識づけることができます。

 こうした積み重ねが、子供の会話の継続力を育てる基礎となります。

 
 

できたとき次にすること

 話題の継続性が身についてきた子供は、次の段階としてより詳しく話す・説明する力をつけていきましょう。

 これは、相手の話に関連した新しい情報を加えたり、自分の経験を広げて共有したりする力です。

 4歳頃には、単に会話を続けるだけでなく、「どうして?」「なんで?」「○○ってどういう意味?」といった質問を交え、やり取りを発展させる姿が見られます。

 このような「語義質問」を伴う発話は、相手との対話の中で自分の考えを整理し、疑問点を明確にし、言葉で説明する力が育ちます。

 つまり、話題を保ちながら話す中で、新しいことを知ったりより掘り下げた会話が可能となっていきます。

 この過程を丁寧に支えることで、子供は人との関わりや会話をより豊かに楽しめるようになるでしょう。

 
 
 

参考資料

『遠城寺式乳幼児分析的発達検査法について』(認知神経科学会)2023年3月18日閲覧

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