会話における語義質問
4歳頃は、わからない言葉の意味を大人に質問できる時期と考えられます。
これは、理解できない言葉に出会ったときに「知りたい」「教えてほしい」と感じる心や、言葉を使ってそれを表現できる力、会話を相互的に続けようとするコミュニケーションの発達が背景にあると考えられます。
解説
発達の概要
わからない言葉の意味を他者に聞くことを、専門的には「語義質問(ごぎしつもん)」と表現することがあります。
4歳頃は会話の中で自発的な語義質問が始まる時期です。
他者との会話において知らない言葉や知識が出てきたときに、知らないままにしたり言葉が途切れてはその後の会話に支障が出ます。
わからないことは質問するという行為は、当たり前ですが大切な事です
質問することを通して、相手との対話のやり取りや会話の順番を学び、社会的なコミュニケーション能力も育まれます。
つまり語義質問は単なる好奇心の成長だけでなく、会話を相互的に続けようとするコミュニケーション面の発達でもあります。
できないときの対応
わからない言葉の意味を質問できない子供には、まず安心して質問できる環境を整えることが大切です。
そもそも「間違えたら恥ずかしい」「聞いてはいけない」と感じてしまう環境では、たとえ語義質問の力が芽生えても実際に質問には至らないでしょう。
大人は子供の発言を遮らず、「よく聞いてくれたね」「いい質問だね」と肯定的に応じましょう。
また、子供が聞けない場合には、大人から「〇〇って聞いたことある?」「どういう意味だと思う?」と促すことで、自然に言葉への関心を引き出せます。
さらに、絵本の読み聞かせや会話の中で、わからない言葉を一緒に調べたり説明したりすることが、質問する力を育てる手助けになります。
できたとき次にすること
わからない言葉の意味を質問できるようになったら、今度は「調べる」「考える」といった経験・学習も有意義でしょう。
散歩中に知らない花を見たら、家に帰って図鑑で一緒に探してみる。
そういった経験は子供が自分で学習する・調べる姿勢につながるかもしれません。
また、「〇〇って△△と同じ?」と比較するなど質問のバリエーションも増やせると有意義でしょう。
これは、思考を言語で整理する力が役立ちます。
参考資料
『遠城寺式乳幼児分析的発達検査法について』(認知神経科学会)2023年3月18日閲覧




