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切り替えが苦手な子の習慣作り
切り替えが苦手な子は、逆に言えば一度形成された習慣を変えにくいということでもあります。
これを踏まえ、切り替えが苦手な子にはどのような点を配慮・工夫すればルーティンを作れるでしょうか。
主には以下の2点に気をつけます。
- 現在の習慣の延長線上に「望ましい習慣」を混ぜていく。
- 「好ましくない行動」が習慣化しないように一貫した対応を取る。
以下、具体的に見ていきます。
解説
日常の多忙さ
日常生活の行動に子供が時間を要し親がイライラ・困ってしまうのは子育てあるあるだと思います。
特に切り替えが難しい子供の場合、慌ただしい朝にスムーズに準備ができず親が辟易してしまう場合があります。
多忙な日常の中で日々のルーティンをどのように獲得するか。
この点についてはおおむね「応用行動分析」の考えが役に立ちます。
応用行動分析は人の行動を「増やす」「減らす」にはどうすればいいかを考える心理学です。
これ自体について掘り下げると煩雑になりますので、以下でルーティンを改善する点に絞って考えていきます。
現在の習慣の延長線上に「望ましい習慣」を混ぜていく
基本的に、切り替えが難しい子は急に新たな習慣を取り入れることは難しいでしょう。
それに対する戸惑いや拒否感も大きいことが予想できます。
このため、すでにある習慣に抱き合わせる形で新しい習慣を織り交ぜ、徐々に全体の軌道修正をしていきます。
電車のレールを直角に敷くのではなく、緩やかなカーブで進行方向を変えていくイメージです。
例えば、子供がいつまでも遊んでいてトイレに行かず、出掛ける直前にトイレに行くと言い出してバタバタするケースがあるとします。
この場合、「保育園の制服に着替えるときにズボンを脱ぐので、そのときにトイレにも行く」という習慣の織り交ぜが例として考えられます。
「好ましくない行動」が習慣化しないように一貫した対応を取る
切り替えが難しいということは、一度ついてしまった習慣を取り去ることがが難しいということも意味しています。
子供のルーティンを作る場合は、同じくらい「好ましくないルーティン」ができてしまわないよう、最善の注意を払いましょう。
例えば、親が(おとなしくしてほしいので)軽い気持ちでスマホを渡して動画を見せたとします。
これが徐々に子供の中でルーティンとなってしまい、動画を見ないと騒ぐ、あるいはいつまでたっても動画を見ているとなると親としては困った事態です。
このような「好ましくない行動」ははじめが肝心であり、できるだけ親が警戒して踏みとどまるようにします。
資料
『遠城寺式乳幼児分析的発達検査法について』(認知神経科学会)2023年3月18日閲覧



