子供が友達とうまく遊べないときの家庭での対応
子供が友達とうまく遊べないときは、家庭で気持ちを受け止めて整理できるようにしつつ、遊びのやりとりを練習できることが大切です。
家庭で安心して気持ちや行動を学び、経験を積むことで実際の遊び場面でも自信を持って友達と関われるようなることを目指します。
解説
考え方
子供が友達とうまく遊べないときは、その状況整理や気持ちの整理が重要です。
対人関係がうまくいかなかった場合、その理由はなんだったのかという概念理解が次の機会に役立ちます。
なぜそういう行動をすることが良いのか悪いのか、そのとき相手はどのような気持ちなのか。
そういったことを掘り下げて話し確認していくことで対人関係の理解を深めることができます。
また遊びのやりとりを家庭で練習することは一種のリハーサルです。
実際の遊びに近い形での経験が、子供に「次はこうしよう」という見通しを与えます。
見通しがあると不安が減り、順番を待つ・気持ちを伝える・意見がぶつかったときに折り合うなどの行動につなげやすくなるでしょう。
実際
帰宅後に「どんな場面が楽しかった?」「どんな場面が難しかった?」など、日々の親子の会話を大切にしましょう。
良かった面と困った面の両方を聞くことで、子供は落ち込むだけでなく、自分の成長にも気付きやすくなります。
遊び方の練習としては、家族でごっこ遊びをしながら「入れてと言う」「順番を待つ」「貸してと伝える」などの場面を再現してみることは有意義でしょう。
その他、相手の目を見る・頷くなど「上手に相手の話を聞く」、遊びながら相手を褒めたり応援したりできる「温かい言葉かけ」を学ぶことも有意義です。
たとえば親が友達役になり、子供が「いれて」と言う練習をしたあとに、「言えたね」「次はこう言ってもいいね」と肯定的に伝えることで、自信が育ちます。
成功体験が増えると「また遊びたい」という気持ちが自然に育ち、次の挑戦につながります。
まとめ
子供の対人関係スキルの成長を促す場合、概念理解と実際にやってみるリハーサルが有意義です。
概念理解では、対人関係において気をつけることを一緒に話し、子供が本質的に理解できるよう考える機会を設けます。
その際、「そんなこともわからないの?」といった否定的なスタンスは避けましょう。
リハーサルでは実際にうまく友達と関わることができるよう、声掛けや行動を実際にやってみます。
仲間に加わることや、上手に話を聞くこと、優しい言葉かけを自発的にできることなどを練習すると有意義です。
資料
『遠城寺式乳幼児分析的発達検査法について』(認知神経科学会)2023年3月18日閲覧




