全般不安症評価尺度(GAD-7)とは?
全般不安症評価尺度とは、不安障害に関するスクリーニング、簡易的な質問紙です。
全般性不安障害を7つの項目で評価する、つまり「Generalized Anxiety Disorder-7」の頭文字を取り「GAD-7」と表記されます。
GAD-7は不安障害の評価方法の1つとして挙げられます。
解説
位置付け
日本めまい平衡医学会の論文において、不安障害およびパニック障害の評価方法がいくつか挙げられています。
不安障害の評価方法は様々ありますが、そのうち不安のスクリーニングやアセスメントを目的として実施されるものがCMIやGAD-7です。
質問紙の概要
GAD-7は7つの症状項目と1つの日常機能障害で構成されます。
各質問に0点から3点(つまり4段階)で評価していきます。(「まったくない」「数日」「半分以上」「ほとんど毎日」)
日常機能障害は合計点に加えず、21点満点で4点までは症状なし、点数が高いほど重症と評価します。
実施時間は10分程度で、短時間で行える簡易スクリーニングツールと言えます。
GAD-7の構成
先述の通りGAD-7は7つの症状項目と1つの日常機能障害で構成されます。
このうち7つの症状項目とは、以下のようになります。
- 過剰な不安
- 不安や心配を自己制御することが困難であること
- 複数の活動または出来事についての過剰な心配
- 予期不安
- 落ち着きのなさや緊張感または感情の高ぶり
- 易怒性
- くつろげない
だたし、GAD-7はDSM-5における全般性不安障害の診断基準である「易疲労性」「集中困難」「筋肉の緊張」「睡眠障害」などは含まれていません。
GAD-2について
GAD-2とはGAD-7の短縮版であり、GAD-7から抽出した2つの項目で構成されます。
GAD-2はGAD-7の評価に対して感度が89%、特異度が82%となっています。
参考資料
井上幸紀(2025)『シリーズ教育講座「めまい診療に有用な自覚的評価指標」 5.不安,パニック症』(一般社団法人 日本めまい平衡医学会)2025年9月15日閲覧


