コーネル・メディカル・インデックス(CMI)とは?
コーネル・メディカル・インデックスとは、精神面・身体面の自覚症状を調査する質問紙です。
頭文字を取り「CMI」と表記されることもあります。
CMIは不安障害の評価方法の1つとして挙げられます。
解説
位置付け
日本めまい平衡医学会の論文において、不安障害およびパニック障害の評価方法について挙げられているものがあります。
不安障害の評価方法は様々ありますが、そのうち不安のスクリーニングやアセスメントを目的として実施されるものの例がCMIやGAD-7です。
質問紙の概要
CMIは身体的項目と精神的項目で構成され、それぞれの自覚症状を問います。
初診時に想定されるような問診内容を患者が理解しやすい言葉で網羅している点が特徴的です。
CMIは原版であるアメリカのものと日本語版では項目数が異なります。
いずれにせよ、CMIは男性と女性で使用する質問紙が異なるため、実施の際はその点に気をつけます。
結果は「自覚症プロフィール」「神経症判別基準」「精神的不健康度状態」の3つの側面から評価できます。
(ここで言う「神経症」とは、精神疾患ほどには症状はきつくないものの、それに類似した心身の不調を指します)
(精神的不健康度状態は、9個の特定の精神的自覚症項目によります)
CMIの限界・短所
CMIはあくまでスクリーニングであるため、精神疾患の診断には有用ではありません。
また、「はい」「いいえ」の2択で回答する質問紙であるため、「どちらでもない」の選択肢がなく回答に無理が生じる可能性があります。
CMIは故意に歪んだ回答をしてもそれを検出することができないため、この点も本検査の限界と言えるでしょう。
参考資料
井上幸紀(2025)『シリーズ教育講座「めまい診療に有用な自覚的評価指標」 5.不安,パニック症』(一般社団法人 日本めまい平衡医学会)2025年9月15日閲覧