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主観的不安への対応方法
主観的不安とは不安の症状のうち本人が主観的に感じる不安です。
不安に伴う症状は大きく「主観的不安」「生理的反応」「行動面」の3つに分類されると考えられます。
このページでは、このうち主観的不安に対する考え方・対応方法を見ていきます。
解説
認知の改善
不安は永久に続くものではなく、また自分でコントロールできる余地があることを知ることは大切です。
不安障害患者の多くは、不安は永久に続き、その不安は自分で決してコントロールできるものではないと思い込んでいるケースが多いです。
このため、不安に対する心理教育・考え方を知る機会は重要です。
人はそれぞれ感じ方が異なるので、不安を感じることもあること。(特に災害や辛い事があったときなど、ある出来事に対して不安を感じるのは当然のことです)
しかしそれは長く続くとは限らないことを知っていきます。
主観的不安を最も強く感じるのはその出来事が起こってからの最初の5分ほどであり、30分程度で自然軽快することが多いです。
しかし、二次性の不安を抱くと不安が長期化してしまう傾向があります。
不安は永久に続くものではないこと、むしろ永久に続くと考えすぎることが長期化を招くことを知り、自分を楽にすることが大切です。
外部とのつながり
不安の対応についてはセルフコントロールだけでなく他者とのつながりも大切です。
医療機関や福祉機関、信頼できる人とつながりを持ちサポートを受けることも有意義です。
不安に対する状況を整理し、不安になってしまうのはある意味で当然であること(ノーマライズ)、それについて支援を受けるにはどのような窓口が該当するかを建設的に考えていきます。
このように考えると、不安障害は即時的な治療効果を期待するよりも、専門機関とつながり信頼関係を築くことが中・長期的には有意義な場合もあるでしょう。
参考資料
金吉晴(2013)『不安障害』(一般社団法人 日本内科学会)2025年9月7日閲覧
