不安への対応方法
不安への対応方法を見ていきます。
このページでは、平時の不安障害だけでなく、災害など強烈な経験に伴う不安症状なども含めて考えていきます。
解説
治療原則
不安への対応方法・治療の原則は、マネジメントスキルを高めることです。
つまり本人が不安に対するセルフコントロールを高め、二次障害への移行を防止する手助けが重要になります。
不安障害へのアプローチには大きくは「認知行動療法」と「薬物療法」があります。
治療原則を踏まえると、薬物療法は不安をマネジメントできるまでの橋渡しであることを共通認識とすることが大切です。
(薬物療法については心理的依存が生じないよう注意が必要です)
症例にもよるでしょうが、認知行動療法は薬物療法と同等かそれ以上の効果を上げると考えられています。
急激な不安に対する対応
増悪させるような要因がなければ、急激に生じる不安はおおむね30分ほどで鎮静するケースが多いです。
このため、急激に生じた不安は、悪化させるような環境から離れ別室で30分ほど安静にすることがひとまず対応として考えられます。
安静時は水分摂取や後述する呼吸法なども有意義です。
もし体調変化のリスクがあるようであれば、看護師や誰か見守りをつけるようにしましょう。
過呼吸など緊急事態を除けば、基本的には急激に生じた不安を無理に止めさせようとしてはいけません。
不安に対する呼吸法
能動的に不安をコントロールできる方法があると重宝します。その一例が呼吸法です。
呼気を数秒かけてゆっくり行い、身体から緊張を抜いていきます。
これを1回10分、1日数回行い、不安になりそうなときに実践していきます。
呼吸法は道具などを使わずどこでもできる点が便利です。
また、薬物療法などへ拒否感がある人も呼吸法なら行いやすいでしょう。
不安症状別の対応
以上を踏まえ、不安に伴う症状をもう少し掘り下げた上でそれぞれの対応方法を見てきます。
参考資料
金吉晴(2013)『不安障害』(一般社団法人 日本内科学会)2025年9月7日閲覧



