癇癪や感情の爆発が多い子にどう対応すべき?
子供が癇癪や感情の爆発が多い場合、パニック時と落ち着いた際の対応を分けて考えると良いでしょう。
パニック時は基本的に別室の落ち着ける場所で静観し、落ち着いてからパニックになった理由を振り返ったり次そうならないような対策を行います。
また、親や周囲がそういった子供のパニックに接し過ぎて心を消耗し過ぎないよう、適切な距離を設けることも重要と思います。
解説
考え方
癇癪や感情の爆発は、子供が自分の気持ちをうまく整理できなかったり環境の刺激が強すぎたりすることで生じると考えられます。
このためパニックが起こった際の背景や理由を整理することが重要です。
パニックの理由を整理することで親が必要以上に叱ったり、本人の努力不足と誤解したりすることを防げます。
これと関連して、非常に強い爆発が頻繁で日常生活に支障が出る場合は、専門医の診察を受けることで発達特性や不安の有無が整理され、適切な支援につながることが期待できます。
大切なのは子供のパニックのうち本人の発達特性がどの程度関わっているのか、環境要因がどの程度関わっているのかを整理し共有することです。
無理解のまま単なる根性論で子供を押さえつけるような対応は、もっと強い爆発をしないと自分の意見が通らないと無意識に子供が間違った学習をし、悪循環となる場合があります。
実際
たとえば外出前に癇癪が起こりやすい子供には、「これから何をするか」「どれくらい時間がかかるか」を絵や写真で示して見通しを立てることはよくある方法です。
大人はついつい「このくらいわかるだろう」「これはわからなくてもいいだろう」と思いがちですが、子供からするとそれらをわかることが重要であったりします。
子供の目線に立った上での筋を通すことが大切です。
また感情のコントロールがスモールステップで進めていきましょう。
たとえば片付けまず1種類だけ片付ける、次に2種類にするというように段階を踏みます。
いきなり完璧を求めるとハードルが上がり「できなかった経験」だけが残ってしまいます。
スモールステップでできた瞬間を逃さず誉めることで「やればできる」という感覚が育ち、次の行動につながります。
まとめ
子供が癇癪や感情の爆発が多い場合、パニック時はそれを「抑え込む」というより「助長しない」という対応が良いでしょう。
たとえば子供がパニック時に親が怒鳴っては火に油となることが多いです。
さっと別室に行きそこで落ち着くのを待つなどの対応が無難です。
そして落ち着いているときに、次パニックにならないようにはどうしたらいいかを考えて環境を調整します。
見通しを立てる、意図を話す、やることを小分けにして取り組みのハードルを下げるなどです。
そうやって「パニックにならずに物事をやりとげた」経験を積み、それを習慣化していきます。
資料
『遠城寺式乳幼児分析的発達検査法について』(認知神経科学会)2023年3月18日閲覧




