子供同士で会話をすること
3歳頃になると、だんだんと子供同士で会話を行う・遊ぶ場面が増えてくると考えられます。
それまでは対大人との関係が主であった子供の人間関係が、対子供へと広がっていると言えるでしょう。
解説
発達の概要
定型発達において3歳頃は語彙が増え、多語文での表現も増えていきます。
この時期の子供は、まわりの言葉をよく聞いて真似しながら、自分の中にある言葉の力を育てていきます。
また、他の子供と関わることで、会話の順番を守る、相手の言葉に返答する、といった会話の基本的なルールを自然と学び始めます。
こうしたやり取りは、単なる言葉の交換だけでなく、社会性や感情のコントロール、相手の気持ちを理解する基盤ともなります。
できないときの対応
もし3歳児が同年齢の子供と上手く会話できない場合は、まず家庭や保育の中で安心して言葉を使える環境を整えることが重要です。
無理に言葉を引き出そうとせず、大人が子供の発した言葉に丁寧に反応し、話を広げてあげることが有効です。
例えば、「これはなあに?」と聞かれたら、「これは赤い車だね。ピカピカしてるね」など肯定的に共感するように返し、言葉のキャッチボールの感覚を楽しく伝えることが大切です。
また、同年代の子供と過ごす機会を増やし、大人が間に入りながら簡単な会話のやり取りをサポートすると、徐々に自信を持って話せるようになるかもしれません。
できたときに次にすること
このようにして会話ができるようになった子供は、次に相手の話をじっくり聞いたり、より複雑な表現を使って自分の考えや物語を語ったりする力を伸ばしていきます。
この時期では、「どうして?」「なんで?」といった質問も増えるかもしれません。物事の理由を考える思考力の基礎が育つ時期と言えます。
さらに、遊びの中で役割を分担しながら会話を続けるごっこ遊びなどを通して、言葉だけでなく人間関係や集団行動のルールも学んでいきます。
こうした発達の積み重ねは、就学前の言語力や社会性の成長に大きな影響を与えると言えるでしょう。
参考資料
『遠城寺式乳幼児分析的発達検査法について』(認知神経科学会)2023年3月18日閲覧




