敏感すぎる(HSC傾向の)子供にはどう寄りそうか?
HSC、ひといちばい敏感な子供に対してはその感覚を咎めるのではなく、特性を理解・共有して合理的な配慮を行うことが建設的です。
ただしHSCは医学的な診断名ではありません。
合理的配慮を行うには客観的な評価に基づく周囲の合意形成が必要です。
もしも子供に特別な配慮・個別な支援が必要と感じるのであれば、専門機関で客観的な評価や診断を行ってもらうことが有意義と思います。
解説
HSCについて
HSCとは「Highly Sensitive Child(ひといちばい敏感な子供)」の頭文字を取ったものです。
HSP(Highly Sensitive Person)の子供の版と言えるでしょう。
HSC傾向の子供は音や光、他人の感情など外からの刺激を強く受け取りやすく、それゆえの不安やストレスを抱え込みやすいと考えられています。
支援における実際
現状、HSCは医学的な診断名ではありません。つまり良くも悪くも誰でも自称できます。
本当に困っている人も、そこまで困っていない人も、あるいは発達障害という診断を我が子につけたくないけれど何らかの特性を言葉にしたい人も、同じように「私の子供はHSC」と言えてしまいます。
この背景には、発達障害が世間的に認知され、対応できる専門機関が増えたことがあるのではないかと思います。
つまり、以前よりもライトな感じで発達障害を自称できなくなった社会において、もっと手軽に自分の特性を表現したい一部の層が、HSCを自称している傾向があるのではないかと思います。
もちろん、そうではなく本当に困っている人もいることはもちろんですが。
まとめ
合理的な配慮や特別な支援を行うためにはその前提として、その子の特性を客観的に評価しその情報を周囲が共有する必要があります。
そうでなければ、その配慮や支援が主観的な特別扱いになってしまうからです。
客観的な評価は診断をつけることだけではありません。
テストバッテリーによる数値化や、専門家によるエビデンスに基づいた所見なども含まれるでしょう。
いずれにせよ、合理的な配慮や特別な支援を必要と感じた場合は、それらを受けるに相当する客観的な理由が必要だと思います。
客観的な評価によって支援内容の合意形成を行うことは、その子にとっても有意義なことだと言えるでしょう。


