子育てと発達

発達検査(新版K式など)は何を調べてなんの役に立つ?

公開日:2026年2月1日


 
 

発達検査(新版K式など)は何を調べてなんの役に立つ?

 発達検査は、子供の発達の状態を客観的に把握し、その子に合った支援を考えるために役立ちます。

 発達検査は様々な種類がありますが、比較的有名なものでは新版K式発達検査などがあります。
 いわゆるK式発達と呼ばれるもので、子供の発達を全体的に見る際に役立ちます。

 
 
 

解説

理由や考え方

 発達検査が役立つ理由は、子供の発達を同年齢の集団と比較し、遅れの有無を客観的に確認できる点にあります。
 その結果として、発達の傾向が個人差に収まる程度なのか、あるいは特別な支援が必要かを判断しやすくなります。

 また、発達検査では子供自身の得意なことと不得意なこと、いわゆる個人内差を明確にできます。
 この個人内差を知ることで、苦手な部分を無理に伸ばすだけでなく、得意な力を活かした関わりが可能になります。

 さらに、数値や行動観察に基づく評価は、家庭や園、学校での支援方針を共有する際の共通理解につながります。

 
 

具体例や実際

 発達検査の一つである新版K式発達検査は、言語面や認知面だけでなく、運動面も評価できます。
 このような点は主に認知面を測る知能検査との大きな違いと言えるでしょう。

 たとえば、言葉の理解は年齢相応でも、手先の不器用さが目立つ場合には、生活場面での工夫が必要だとわかります。
 また、三語文や四語文の理解が進んでいても、相手とのやりとりが苦手な子供もいます。
 発達検査は、このような発達のばらつきを全体として客観的にとらえる際に役立ちます。

 一方で、学齢期になると読み書きや計算など学習面の困り事が中心になるケースが増えます。
 このため、発達検査よりもWISCなどの知能検査を実施するケースが増える印象を受けます。

 これは知能検査のほうが学習の得意不得意、支援のヒントを具体的に得やすいためです。

 
 

まとめ

 発達検査は、子供の発達を部分ではなく全体として理解し、個別の支援につなげるために役立ちます。
 ただし本人の特性や困り事の内容によって、発達検査と知能検査を使い分けることも重要です。

 さらに、発達検査にせよ知能検査にせよ、子供の能力の数値化は数字が独り歩きしてしまう可能性があるため、専門家の解釈・所見を合わせて情報共有することが重要でしょう。

 
 
 

資料

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