文節数を視覚化した復唱の促し
子供の文表現を促す場合、文節数を視覚化した上で復唱を促す方法があります。
たとえば、「男の子がケーキを食べる」といった三語文の表現を学習する場合、目の前に積み木を3個置いて「男の子が・ケーキを・食べる」と積み木を指差しながら区切って言って見せます。
このようにすることで、子供が文の構成を意識しやすくなります。
解説
多語文の促し
多語文での表現が未熟な場合、単語で表現を終えてしまう場合があります。
たとえば「男の子がケーキを食べる」絵を見て、「ケーキ」としか表現しない場合などです。
たしかに、日常生活では「ケーキを食べたい」と言わなくても「ケーキ」だけで意図が通じる場合も少なくないでしょう。
しかし、より言葉の表現力をつけていくには、多語文で表現したり目の前のものを詳しく言語化できる力が必要です。
指導者が意図する文の長さで子供に話してほしいとき、文節数を積み木などで表す方法はよく用いられます。
文節数の視覚化
机の上に絵カードと、その絵カードで表現してほしい文節数の数だけ積み木を置きます。
たとえば「男の子がケーキを食べる」なら「男の子が・ケーキを・食べる」の3文節で表現してほしいので積み木を3個置きます。
この状態で、指導者は積み木を指指しながら「男の子が・ケーキを・食べる」と言います。
そして子供に繰り返してもらいます。この際、子供にも積み木を指差すことをやってもらうと良いでしょう。こうすることで文節数を意識しやすくなります。
そして、今度は同じ文節数の別の絵を提示し、子供だけで言ってもらいます。
たとえば「女の子がパンを食べる」「男の子がケーキを作る」などです。
このように、構成が似ている文を使いながら多語文の表現に慣れていきます。
参考資料
斉藤佐和子(2002)『健常幼児の格助詞と態の表出 ―構文検査 (斉藤私案) を使用して―』(日本音声言語医学会)2025年12月28日閲覧


